【卒業生インタビュー】長坂優さん (マーケティングテクノロジーカンパニー ディレクター)

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長坂優(株式会社デジタルガレージ/マーケティングテクノロジーカンパニー/CRMストラテジー本部/ディレクター/2017年卒業)※2018年04月現在

様々な業種のマーケティングを知る事が出来るのは学生だけの特権。

① 高校時代の私

プロダクトデザインで社会経験を積んだ高校3年間、大学で4年間の座学は長過ぎると思った。

 高校時代は、普通の勉強が嫌いで消去法的に美術の授業を選んでいました。それでも自分の父親がショップやデパートの什器のプロダクトデザインをしていた事もあって、高校1年生の時から父親の仕事の繁忙期で人手が足りない時は手伝いをしていました。こうした経緯の中で、消去法で選んだはずの美術分野に対して「やっぱりモノ作りは楽しいのではないか」と思うようになり、父親の仕事を手伝いながら、モノ作りや絵を描くといったクリエイティブが、どういう考えのもとで、どう売ればお金になり、損をしないためには原価計算も出来る必要がある事を覚えました。そして、いつしかデザインの仕事を手伝いながら、どういう付加価値を付ければ顧客が気持ち良く買ってくれるのか、どうすれば顧客が思ってもみなかったデザインを生み出せるのかを考えるようになりました。そうして高校3年生になって進学の話になった時に、既に社会経験をしていた自分には大学の4年間は長いように思え、専門学校に進学する事に決めました。OCHABIにしたのは、3年制という長過ぎず、短過ぎない学習期間と、実際に企業にプレゼンテーション出来る事が決め手でした。

② OCHABIで学んだこと

企業の数だけマーケティングのやり方がある。OCHABIはそのやり方を覗ける絶好の場所だった。

 OCHABIの産官学連携授業が大学の広告勉強会と違うのは、3カ月以内の短いスパンで課題発見から課題解決の過程に取り組むことです。まず、企業に自分たちでヒアリングをしに行って、企業は顧客の抱えている問題点をどう捉えているのかマーケット・インサイトを聞きに行きます。次に、自分たちでもマーケティングをして、企業の課題設定は本当に正しいのか、他の問題点も関係していないか、だとしたらどういう解決方法があるのかを考えます。こうして考え抜いた企画をどういうアウトプットで表現したら伝わるのかを試行錯誤して、最後にはギャラリー形式で立体的に連動した展示会を創り込んでいきます。実際の商品デザインの模型やキャンペーンやプロモーション案、CMやPVなんかも制作するので、企業側は学生の企画が可視化されていてわかりやすいと喜んでくれました。企業相手にプレゼンテーションするチャンスは、社会に出たらなかなかもらえません。今振り返ればOCHABIの環境は、学生の可能性を無限に広げるのに最適な場所だったと思います。

③ 現在の私

ユーザーの消費行動を分析し、ステークホルダー全体の利益を上げる設計が出来るようになった。

 現在は、デジタルガレージという会社でモールプラットフォーム事業に関わっています。ポイントモールと言って、大型ショッピングモールのようなイメージで日本中のクレジットカード会社を集めて、そのポイントが有利に運用されるよう土台となるWEBサイトを設計、構築、供給しています。これは提携しているプロバイダーも、そこで商品を通販する企業も、決済手段を提供するクレジットカード会社も、全てのステークホルダー(利害関係者)に利益が出るビジネスモデルにしなければいけません。ユーザーがどのショップを訪れ、どこを移動し、どういう導線を巡って商品の購入に至るのか、様々な数字を検証しながらユーザーの消費行動を分析して、多くのポイントを持つユーザーほどメリットがあるように設計します。ここでは、OCHABIで学んだ「顧客の接触点としてのUI」や「顧客に提供する体験としてのUX」はこんなところでも役に立っています。

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