プロダクトデザイン。完成までのウラのそのまたウラ側

こんにちは。講師の青木です。
先日ご紹介した、プロダクトデザインの「洗濯もの干し」ですが、
立体物に興味を持たれた方から、どうやってカタチを決めて行くのかという
質問をもらいました。

そうですよね。「試作品」だったとはいえ、木や、針金、ダンボールなど
様々な素材を使って制作されていましたよね。
今回は、ウラのウラ。つまり最初の段階にさかのぼってみましょう。

あれ?みんな何か描いていますね。
これはラフスケッチと言われる構想画です。
立体物を作るのに、まずは鉛筆で紙に下書きをするのですね。
さらに箇条書きのような物も書いてあります。

「早く乾く」
「風が通りやすい」
「たくさん干せる」・・・・

さらに
「部屋干し用」や「外干し用」や「インテリア性」
なども考察されているようです。

まずはこうして考えながら鉛筆でガシガシアイデアをカタチに起こす作業が
行われていたのですね。
こうしていくつかに絞ったアイデアを、立体にしてみる過程で、
一番簡単に作れる素材を選んで、各々試作品をつくっていたようです。

ラフスケッチを描く段階まではグラフィックデザインも同じです。
いきなり立体物を作ろうとすると途方に暮れてしまいます。
まずはラフスケッチ!これなら紙と鉛筆さえあればできますね。
興味を持たれた方がいたらどんどん描いてみることをおススメします!