【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
講師の亀山です。
Creative Solution Awards -2019 2nd Presentation-のメインビジュアルは学生が授業の一環として制作・提案したものの中からデザイン・アート科2年生 田中真優さんのデザインが選ばれました。
今回は田中さんに制作の背景についてインタビューしました。
講師・亀山(以下、亀山):このたびは採用おめでとうございます。ご自身のアイデアが採用されたと聞いた時、どんなお気持ちでしたか?
田中真優(以下、田中):ありがとうございます。実は、土曜日に家でうとうとしながらメールを見たので、あんまり内容が頭に入っていなくて...。布団で斜め読みしていて、「あれ? メインビジュアル? 」と意識がはっきりしてきて、ようやく喜びました。
授業で先生方にたくさんアドバイスをいただいて出た案だったので、しつこく先生に聞きまくって良かった! と思いました。清水先生、渡部先生、亀山先生、本当にありがとうございます。
亀山:紙屑の山とキャッチコピーが印象的なデザインですよね。今回、DMのアイデアはどのように出したのですか?
田中:OCHABI生が企画を作る中で絶対ボツ案は出ます。せっかく思いついたものを崩して、新案の養分にする過程や勇気が好きで今回テーマにしました。ちなみにこのデザイン1つのためのボツ案も70はあるはずです。
亀山:では、制作する上でこだわった点や苦労した点もあれば教えていただけますか?
田中:紙くずが山積みになっているデザインですが、あの紙くずをひとつひとつ山の形に積むのが本当に大変でした。最後の方まで修正がかかった部分の1つなので、思い入れがあります。
亀山:アイデアやデザインを考えるときのために、普段から心がけていることはありますか?
田中:すぐ絵にすることと、絵に詳しくない友人を持つことです。 すぐ絵にすることに慣れておくと、多く試行できるので有利になります。できた! と思ったのに先生の前にはもう長蛇の列…とかよくありますよね。友人は、私とは違う視点でものを見てくれます。おしゃれだと思って作ったデザインが、見せたら「ちょっと情報がどこか探しちゃう」と指摘してくれたり、だいじな存在です。
亀山:では、続いてOCHABIの授業についての質問ですが、OCHABIはチームで取り組む課題も多いですよね。個人制作とチームワークの違いって感じますか?それぞれにきっと良い点や難しい点がありますよね。
田中:そうですね。個人制作は自分が楽しんでやることが大事だと思います。OCHABIの1stプレゼンテーションもみんな「好き」を追求してます。チームだと今まで作ったことがないデザインを作れるのが魅力です。個人制作でも人と関わってデザインしますが、チームだと一段と身につく感じがします。
あとは、個人制作だと「キリのいいところまでやってからにしよう」と作業を続けて、結局お昼ごはんを食べ損ねることがありました。でも、みんなでやっていると食べ損ねたりしないんです。食べるって大事だから、めんどくさがっちゃダメだなぁと再確認させられました。
亀山:田中さんは今二年生ですが、これからのOCHABI生活でやってみたいことはありますか? 新しくチャレンジしたいことや、引き続きがんばりたいことなどもあれば教えてください。
田中:大物制作です。中学からの長年の課題なのですが、大物となると特にバランスや視認性に難ありな作品になるんです。それで高校3年の時は特に悔しい思いをしたので、そのリベンジ(?)がしたいです。
亀山:高校3年生の時に一体なにが。。
田中:文化祭の垂れ幕を作る際に今回と同じようにクラスの中で私の絵を選んでもらったのですが、ちょうどその時スランプのようになってしまい、絵が全然描けなくなって申し訳ない気持ちになった過去があるんです。今回はそのリベンジも込めてがんばりました。
亀山:そうした想いもあったのですね。
では、そんな田中さんに最後の質問です。ずばり、夢は?
田中:些細なことで恥ずかしいのですが、町を友人と歩いていて、「あ、これ私がデザインしたやつなんだ。」と涼しい顔で言うことです! 町を普通に歩いている人が、私のデザインしたものを見て生活してるってすごいことだと思います。手始めに、今回選んでいただいたDMを友人に自慢したいと思います!
田中さんどうもありがとうございました!
これまでの採用者のインタビュー記事はこちら
Creative Solution Awards -2018 4th Presentation-
Creative Solution Awards -2018 3rd Presentation-
Creative Solution Awards -2018 2nd Presentation-
Creative Solution Awards -2017 4th Presentation-
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