【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】稲田 明恵さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは。講師の青木です。 さて今回は3回目のAiPsの授業について振り返ってみます。
前回の記事で紹介した通り、今回は160×3回(8時間)で作品を完成させなければなりません。
取り組むお題はこちら。
「東京の1週間という時間を、1枚のポストカードに表現してください」
すでに最初の課題説明講義で30分時間を使っているので、1日目は残り2時間少し。
せっかくですので、みなさんも、自分が作り手だったらどこから考えていくか想像しながら
記事を読んでいただければと思います。
創造を仕事とする場合、必ずその仕事を「求める人」がいます。
「その人が今回の課題文のような依頼文を用意する場合」と、
「制作者側が用意して、必要としている人に提案する場合」があります。
どちらにしても、課題文(依頼文)の裏側には根本的に解決してほしい目的が存在します。
ですので、依頼されてすぐに作り始めるのではなく、
その前に考えるという作業が必要になるのです。
このことは「作るより考える」の記事で遠藤記者も触れていますね。
さて、この「東京の1週間という時間を、1枚のポストカードに表現してください」
にはどのような目的が込められているでしょうか。
まず注目するのは「東京の一週間」というキーワード。
そして次に「ポストカード」というキーワードです。
そして目的を紐解くとっかかりは、依頼者の活動です。
今回のAiPsはコンペに参加します。
つまりこの課題文はコンペの課題文で、そしてコンペの主催者は東京にある「ホテル」です。
採用作品はポストカードとして制作され、客室やパブリックスペースで宿泊者などへ
無料配布されます。
では、どうしてホテルがお金をかけて「東京の1週間」という題材の「ポストカード」を募集し
印刷して無料配布するのでしょうか。
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