AiPs Vol.3 report02「制作に入る時どこから手をつける?」2/2

講師の青木です。

さて、ホテルにはどのような人が泊まりに来ますか?
地元の人は来ませんよね。
大抵は仕事や観光で遠方に住んでいる人たちが泊まりに来ます。
その人たちには友人や家族がいます。
旅行から帰った時、その土地(今回は東京)やホテルがどうだったか話すと思います。

そこで印象が悪かったらどうでしょうか。
その話を聞いた人は「自分もそこに行ってみたい」と思いませんよね。

そうなんです。
ホテルには「東京」そして「ホテル」を魅力的に感じてもらい
宿泊者の友達や家族にも伝えてほしいという目的があるのです。

そして「ポストカード」は自分以外の人に旅先の様子を伝えるための
とても優れたツールです。

そんなことまで考えるの?とお思いでしょうか。
そうなんです。ここが肝心なのです。
ここで考えずに作ってしまうと、望まれている制作物から大きく外れてしまう危険があります。

例えば「東京」というものの捉え方を「人が多くて嫌」とか「せわしなくて息がつまる」
という風にしてしまったら大変です。
確かに「東京」というものを捉える切り口としては問題無いのです。
でも今回には相応しくなさそうですよね。


そんな風に考えてみると、自然と制作者が意識しなければならないポイントが見えてきます。

①魅力的な東京を伝えること
②宿泊者に対するサービス精神があること
③宿泊者が積極的に第三者に送りたくなるツールであること

さて制作に入る前の情報整理はこれで終わりました。

いよいよ上の3点に気をつけたアイデア出しの時間です。

あなたはどう「東京の一週間」を捉えますか?
あなたは「ポストカード」を人に送ってもらうためにどのような魅力をつけられますか?

1日目の残り時間は1時間半。どんどん紙にアイデアを描いてみましょう。


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