AiPs report01「AiPsの授業意図」

こんにちは。講師の青木です。
今日は私の受け持ちの授業「AiPs」の紹介をしたいと思います。

AiPsとは御茶の水美術専門学校(OCHABI)で
年4回開講されるAdobe Illustrator(Ai)と
Photoshop(Ps)の160分4回の授業です。

この講座ではIllustrator/Photoshopのスキルを身につけるだけでなく、
制作者にとって必要な「自身の把握」つまり「何かに携わる際の自分にとっての意味」を確立できる思考スキルも身につけてもらいます。

自分にとっての意味。そう言われるとなんだか哲学っぽいですね。でもこれ、プロのクリエイターにとってとても大事な思考だと思うんです。

例えばあなたが
「節水のポスター制作」を頼まれたとします。

どうですか?
ワクワクしますか?

それともあまり嬉しくないですか?

あまり嬉しくないって思ったなら、もしかしたら
「節水」と聞いて公的で固いイメージや真面目なイメージを持ったかもしれません。

節水に限らず、聞いただけで面白そう!と思える仕事ってそんなにないな、というのが私の感想です。
でもそれは「聞いただけ」ではです。
自分にとって節水とは。人にとって節水とは。どうして節約して欲しいのか。そもそも水とは何か。自分は何を表現したいのか。

そう考えていくと、100人いれば100人分の「節水」がそこにあり、それがクリエイターなら、どんな独創的な作品ができるのかワクワクしませんか?

そこに至るためには「自分にとって」という思考が欠かせないと思うのです。
そしてやっぱり技術と思考の両スキルがあって初めて、意味ある制作物ができると思うのです。

このような意図でスタートしたAiPs!
4日間の課題なのですぐに結果が出てきます。
なかなかハードなスケジュールですが、きっと力になるはずです。
たくさん考えられる4日間になるといいなと思ってます!


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