気をつけたいメールのマナー(1)宛先

こんにちは、講師の井口です。

デザイン・アートと言えども、社会常識は大切です。
OCHABIでは当たり前でやり過ごさない、細やかな授業を行なっています。
今日は「キャリアデザイン」の中で教えているEmailの書き方について紹介をしたいと思います。 
 
OCHABI生は授業などで学外の方とのコミュニケーションをとる機会が多くあります。
コミュニケーションをとる手段として、Emailはとても活躍をしてくれます。 

しかし、このEmail、プライベートとプライベート以外とでは書き方が異なることを知らないケースが案外多いようです。
スマホ・ケータイでEmailを書く ことによって、知らぬ間に相手に不快な 思いをさせていることも多いようです。
学生としては、特に学外の人や目上の人に対し どのような点に注意してメールを書くのが 良いでしょうか?
主に1)宛先、2)件名、3)本文、そして 4)言葉遣いなどについて注意する必要があります。
そこで今日は1)宛先について確認していきましょう。

■宛先とは
宛先とはメールの届け先、住所のことです。
そして、「To」、「Cc」、「Bcc」の3種類があります。

「To」には直接メッセージを送る相手のアドレスを書きます。
これは基本ですね。複数の人に送りたい人は、「,」で区切ります。

例)OCHABI@abc.ac.jp, ochabi2@def.ac.jp

但し、気をつけたいのは余り多くの人をTo欄に入れないようにしましょう。
 
では、「Cc」と「Bcc」の違いは何でしょうか?
そもそも「Cc」はCarbon Copy(カーボンコピー)、「Bcc」はBlind Carbon Copy(ブラインドカーボンコピー)の略です。
カーボンコピーというのは、例えば宅急便の送り状や、領収書などでお馴染みの技術で、情報の複製を簡単にするためのものです。
この技術の考え方をメールに適応させたというわけですね。  

「Cc」も「Bcc」も宛先以外にも関係する人、参考までに内容を知っておいて欲しい人がいる場合に使いますが、メールの相手も知っている人がいる場合は「Cc」を、そうでない場合は「Bcc」を使います。

つまり、「Bcc」は相手には見えない点が「Cc」とは異なります。
10名や20名と言った知らない人に対し一度にメールを送る場合は「Cc」と「Bcc」とではどちらが良いでしょうか?
これはメールアドレスという個人情報が不用意に拡散しないようにすることが大事ですので「Bcc」を使うべきですね。

LINEやTwitterなどでコミュニケーションをとることが普通になって来ているので余り意識をしないかも知れませんが、社会に出れば知ってて当然と思われますので今のうちに理解しておきましょう。
  
次回は件名について確認をしたいと思います。