【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】稲田 明恵さんに密着取材しました(総評編)
講師の青木です。
さて、ホテルにはどのような人が泊まりに来ますか?
地元の人は来ませんよね。
大抵は仕事や観光で遠方に住んでいる人たちが泊まりに来ます。
その人たちには友人や家族がいます。
旅行から帰った時、その土地(今回は東京)やホテルがどうだったか話すと思います。
そこで印象が悪かったらどうでしょうか。
その話を聞いた人は「自分もそこに行ってみたい」と思いませんよね。
そうなんです。
ホテルには「東京」そして「ホテル」を魅力的に感じてもらい
宿泊者の友達や家族にも伝えてほしいという目的があるのです。
そして「ポストカード」は自分以外の人に旅先の様子を伝えるための
とても優れたツールです。
そんなことまで考えるの?とお思いでしょうか。
そうなんです。ここが肝心なのです。
ここで考えずに作ってしまうと、望まれている制作物から大きく外れてしまう危険があります。
例えば「東京」というものの捉え方を「人が多くて嫌」とか「せわしなくて息がつまる」
という風にしてしまったら大変です。
確かに「東京」というものを捉える切り口としては問題無いのです。
でも今回には相応しくなさそうですよね。
そんな風に考えてみると、自然と制作者が意識しなければならないポイントが見えてきます。
①魅力的な東京を伝えること
②宿泊者に対するサービス精神があること
③宿泊者が積極的に第三者に送りたくなるツールであること
さて制作に入る前の情報整理はこれで終わりました。
いよいよ上の3点に気をつけたアイデア出しの時間です。
あなたはどう「東京の一週間」を捉えますか?
あなたは「ポストカード」を人に送ってもらうためにどのような魅力をつけられますか?
1日目の残り時間は1時間半。どんどん紙にアイデアを描いてみましょう。
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