教務部中野です。
1月30日(金)~2/1日(日)に行われたウィンタープレゼンテーションに特別審査員としてお招きした
日本ふんどし協会会長 中川ケイジ先生の審査と講評会の様子を少しだけご紹介します!
デザイン・アート科2年生はキッコーマン株式会社様、大日本印刷株式会社様、学際生命科学東京コンソーシアム様、日本コカ・コーラ株式会社様、千代田区役所様より頂いた与件について、全10チームのうち各2チームずつが提案をしています。
次に高度イラストレーション科3年生6名。
中川先生は各チームからのプレゼンテーションを次々と聴いてまわり、気になった点への質問や感想を伝えてくださいました。
続いてデザイン・アート科1年生8チームは株式会社サンシャインシティ様より頂いた与件についての提案をします。
乙女ゲームの「池メン!-君との恋は6000℃-」は、ターゲットを女の子のオタクに絞り込むことで、反対派も生まれるが、濃いファンがつくことで拡散力が期待されます。1年生たちの溢れるキャラ愛に少々圧倒されつつ、楽しんでおられました。
授業課題ではないアザーエントリーズの作品にも全て目を通されました。
奥に見える金魚の絵は井口記者の作品ですね。
審査員特別賞には疾患予防科学に取り組んだ「さゆう」が選ばれました!
【評価ポイント】
①ターゲットが明確
男性は共感しないだろうが、若い女性の気持ちにささる内容である。
②クライアントが求めている以上の提案が出来ている
商品パッケージ展開案など、いい意味で予想を裏切る仕事をしてきた。
③既存のイメージを変える
「白湯」の何となく存在する「健康そうだけど、ダサイしめんどくさそう」というイメージを、かわいいデザインに変えることで印象を良くして、いい習慣づけが広げられそう。
中川先生より賞状の授与。「ナイスふんどし!!」の直筆サイン入りです。
【総評】
全体的にとてもレベルが高く驚きました。
クライアントの目線から見て、楽しそうに提案されているかどうかというのは重要になります。
「DOLINKING」、「池メン!-君との恋は6000℃-」は、お揃いのコスチュームを作るなど、取り組む人たち自身が楽しんで提案している感がとてもあり、「一緒に仕事をしたら何かやってくれそう」という気にさせるのは、大事なポイントです。また、お金をかけずにどれだけの効果が上げられるか、お金をかけた分以上の成果や効果がどれほどあるのか、今ある素材や資源の中でどうやって世の中に広めて行けるかが見えると、評価され易いです。
自分たちの提案がTwitterなどで他の人に思わず言いたくなる内容かどうか。人に言いたくなる仕掛けはクライアントにとって嬉しいことで、もし売れなかったとしても話題性や認知度があがるのは、価値が高いです。ターゲットが絞られている方が、コアなファンが作りやすいです。みんなに何となくいいというものは、なかなか広まっていきません。
そして、プレゼンテーションは1位にならないと意味がありません。クライアントにとって、常に1位でなければなりませんし、それを目指しているか否かで随分違ってきます。
教務部 中野めぐみ
【過去の特別審査員】
高畑正幸氏
柳本浩市氏
江川達也氏
HI MOJIMOJI