【OCHABIの視点】環境を知ろう 都市編 水道事情①マンホール蓋が吹っ飛んだ!

こんにちは、指導部の戸田です。

夏休みも終わりが見えてきた8月21日、マンホール蓋が吹っ飛んだとニュースになっていました。
場所は東京都新宿区。大ガードと呼ばれる有名スポットそばの交差点です。



さて、その際の動画がアップされているのですが、マンホール蓋が軽々と吹っ飛んでいます。

みなさんは道路にある「マンホール蓋」を開けた経験はありますでしょうか。
と簡単に“開けた”と書きましたが、実施にはそう簡単には外れません。
なぜって、

!!!
40㎏あるんですよ、鉄の塊で(直径60㎝の場合)。

道具も無しに開けられる人がいるのなら紹介してください(アメリカズ・ゴット・タレントに小生が推薦しておきます)。
ちなみに実際は柄のような特殊な工具を使って人力で開けています。

しかも内部では鉄の鎖または鍵によって堅固に固定されている構造となっています。
それが今回のゲリラ豪雨で下水道管内の圧力が高まり、水圧によって吹っ飛んだというのです。
あんなのが空から降ってきたら一溜りもありません。



近年、想定を超える短時間での雨量を観測することが多くなりました。
一概に気候変動のせい、という話の流れは少し唐突ですが理由の一つではあり、
昔は見られなかった線状降水帯のような局地的な気象が見られるようになったということは何かしらのひずみが生まれている、というのも納得がいくかと思います。
では次はどうするか。

その前に現在の水道事情を把握しておかなければなりません。
今回のマンホール蓋が吹っ飛んだ一件、ゲリラ豪雨発生に係る一連の課題のみならず、
実はこの水道事情そのものを深く考えさせられるものでもあるようです。

次回はもう少し真相に迫るべく、下水道にフォーカスしてみていきましょう。