こんにちは、指導部の戸田です。
前回は林野庁の調査結果をもとに、私たちが住む日本には一体どのくらいの木があるのか考えてみました。
で、実際には木が何本あるか、のお話ですが…日本全国の木を1本1本数えるなんて!
理屈はわかるんだけど、実はとても難しい疑問に答えた研究がありましたのでご紹介を。
ズバリ、日本全土の樹木種の個体数:約210億本で約1200種!億なんて大きな数で言われてもイメージ付きませんね、ではこうしてみましょうか。
■面積 → 日本国土の68.1%(森林率)
■密度 → OCHABIキャンパスに55.6本(55,555 本/㎢)
■日本人一人当たり → 167本
■世界の樹木は6万種以上(そのうち日本での割合2%)
もちろん報告された数字は推定なのですが、研究チームは「植物の分布に関わるあらゆる情報(植物の標本記録、植物観察の記録、植生調査データなど)を生物多様性ビッグデータとしてまとめ上げて、様々な種類の樹木の絶対個体数の推定を行った」ということですので、それなりに信頼できるのではないでしょうか。
先に示した森林の量や面積、本数について、これらの数字が多いか少ないかやその変遷、地域特性などを議論するのは学問上大事なことですが、産学連携授業に臨むOCHABIのみなさんにはもっと別の角度からの視点を求められています。
現状をこれからもずっと維持あるいは良い方向に転換できるよう魅力的な企画提案を通して、少しでも世界中に発信し続けることがOCHABIでの“日ごろの取り組みどころ”なのではないかな、と思う今日この頃です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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