【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは。指導部の安達でございます。
先日おこなわれました、「Creative Solution Awards -2022 3rd Presentation-」の特別審査員としてお招きした、株式会社ハイモジモジ 松岡厚志さんに密着取材しました。表彰式でのご様子をお届けいたします。
特別審査員賞(松岡厚志賞)は、株式会社三井不動産ホテルマネジメントからの与件「国内外問わず、若年層が日本のホテル文化を楽しむには、どのようなカスタマーエクスペリエンスが必要か、皆さんの視線で考えて下さい。」に取り組んだ、
3Bチーム(デザイン・アート科3年)の「忍manner」という企画でした!
【特別審査員賞(抜粋)】
おめでとうございます。今回いろいろな企画を見させていただいて、自分なりのポイントをあげていたんですけど、ひとつは『ユニークさ』もうひとつは『わかりやすさ』、そこが満たされているかどうかというポイントを個人的に評価しました。
この企画のプレゼンを最初に聞いた時、5秒後に僕はふき出しました、面白かったです。というのは、外国人が忍者の真似をして忍び足で歩いてる、みたいな様子を想像して、その姿がとてもユニークで笑ってしまいました。イメージがすぐ浮かびましたね。やっぱりホテル文化の中でも『マナー』の部分って上から目線になりがちで、偉そうな言い方になっちゃいがちな部分をなんとか「気をつけなきゃ」と思って皆さん気をつけてると思うんですけど、この企画はそこをもう全部飛び越えちゃってて『忍者になろうぜ!』っていうポジティブなメッセージに変換して、これが結果的にマナーの向上に繋がっていく、というところが本当に面白いなと思いましたし、なにより『わかりやすい』という部分がポイントだなと思いました。
忍者って国内・海外問わず最強のコンテンツなんですよね。調査結果も展示されていて、数字の高さも説得力があると思いました。僕、滋賀県出身なんですけど、滋賀県って「甲賀の里 忍術村」っていうのがあって『忍者』ってすごくコンテンツなんですね。滋賀県民みんな忍者の真似とか経験しますし、子供たちってすごく忍者好きなんですよ。文化を知ってもらうにはやっぱり子供からが一番なので、こういうコンセプトがあったら子供も楽しいと思うし、海外のみならず国内にも向けた企画になるんじゃないかなと思いました。
ひとつだけ、あえて言うなら企画名の『忍マナー』が何か他の言葉にかかっていたりすると良かったかなと。『忍者』と『マナー』そのままくっつけた感じではなく、せっかく「マナーとは…」とか言わずに忍者の体験をすることでマナーの向上ができるというように『真の目的』をうまいこと隠してる企画になっているので、名前も「マナー」という言葉を使わずに隠して伝えられると良かったかなと思いました。唯一そこだけです、あとは完璧です。本当に面白かったです、おめでとうございます」
松岡さん、どうもありがとうございました。
総評編につづく。
審査編はこちら。
→産学、官学連携授業
→持続可能な開発のための教育(ESD)
→プロジェクトベースドラーニング(PBL)
→デザインアート思考®