【海と日本プロジェクト in東京】海洋グラフィックコンテスト参加者インタビュー#14

デザイン・アート科2年生 小林 拓海 さん

kobayashi

①デザインの解説をしてください

宗介くんの作品を見た時に十分な情報があるな、すごいなあと思いながらもそれと同 時に、僕が中学生の頃に描いたポスターの絵に似ていてなぜか親近感がわいたことは今でも 覚えています。
このインフォグラフィックは、価値が高い魚や資源状態が極めて悪い魚の量の上限を範囲内に収めるように漁業を管理する制度であるTAC制度を繰り 返し行い、現状を保つことで、おいしい魚が食べられる方法があるということをみ んなに知ってほしいという宗介くんのメッセージが込められています。

デザイン上の工夫は、3つあります。
一つ目は、今までのインフォグラフィックにはない起承転結の「ストーリー性」が あるということです。宗介くんは「見る人に楽しく知って欲しい」ということで、 どこから見てもわかるインフォグラフィックとは違い、強制的に上から読ませ、ス トーリーを味わえるようにしました。
二つ目は、ストーリー性を意識するために身直にあるもので目から情報を得られる ものはないかと考えた結果、「授業中の黒板」が思いつきモチーフにしました。 そこからチョーク で書かれたようにしたり、重要なポイントは黄色でかかれていた り、まとめが白の枠で囲まれているというデザインにしました。
三つ目は、宗介くんと私が大好きなマンボウのように可愛く目が引くようなイラス トで描き、魚の顔はニコッっと笑っていたり、バッテンマークが書かれていたりと 宗介くんの遊び心が入っています。

②小学生と一緒に取り組んだ感想を教えてください

この海とにっぽんプロジェクトを通して、海では様々な取り組みが行われていることや、おいしい魚が食べられなくなってしまうような深刻な問題があるということ 、また、宗介くんのアイデアである「ストーリー性のあるインフォグラフィック」 というインフォグラフィックの海のように広く、まだまだ未知の可能性があるとい うことがわかり、私自身も成長できたと感じることができました。
本当に宗介くん 最後までありがとうございました。

 

mv-cmyk

日本財団、総合海洋政策本部、国土交通省の旗振りのもと、都道府県各地で展開されている「海と日本プロジェクト」。東京では、海と日本プロジェクトin東京実行委員会(株式会社テレビ東京ダイレクト)が主催の海洋インフォグラフィックコンテストを実施。

海洋インフォグラフィックコンテストは、小学生のみなさんに海洋研究をしてもらい、その研究結果を元にデザイナーと2人1組になってインフォグラフィック作品を作る大会です。
御茶の水美術専門学校有志20名が、学生たちの調査をインフォグラフィックに仕上げるデザイナーとして参加しました。

▼YouTube
みんなのあおいろスペシャル!海洋インフォグラフィックコンテスト篇

海洋オンラインセミナー