【海と日本プロジェクト in東京】海洋グラフィックコンテスト参加者インタビュー#10

デザイン・アート科2年生 高久 光留ゾフィア さん

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①デザインの解説をしてください

工夫した点は、世界と日本の水産業を比べられるようにしました。 モチーフは地球と船にしました。地球には、世界の人々の1日1人あたりの魚の消費量を、膨らんだ胃袋の中にグラフを入れて、世界中の人々が魚を食べている様子を表現しました。 その下にある天秤と船には、世界と日本の水産物の輸入量と日本の自給率を青とピンクに色分けしました。ポイントは日本の水産の内40%は海外からの輸入に頼っていることを表現するために、天秤の上に日本の生産量と輸入量を、重さでわかるように比べました。 下の段には、魚の量が減った理由と働く人が減った理由を載せました。 全体の雰囲気は明るくして楽しい感じにしました。日本の水産業が海外にも頼っていて、日本の水産業がが盛り上がるようにみなさんが考えるキッカケになれば幸いです。

②難しかったところは何ですか

難しかったところは、全体の情報の配置です。この配置の仕方にかなりの時間を費やしました。 あとは、日本の水産を海外からの輸入に40%頼っていることを表現するにはどのモチーフがいいかと考えるのも難しかったです。

③小学生と一緒に取り組んだ感想を教えてください

松崎さんとの対談では、お互い魚が大好きで、焼き魚をよく食べることを知りました。日本の水産業がピンチになって、お魚が食べられなくなるのは悲しいという気持ちは同じだったので、ピンチだということを伝えるようなインフォにしようと思いました。 それぞれ違う世代同士で、一つの作品を作ることは初めてだったので、新鮮な気持ちで取り組めました。

 

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日本財団、総合海洋政策本部、国土交通省の旗振りのもと、都道府県各地で展開されている「海と日本プロジェクト」。東京では、海と日本プロジェクトin東京実行委員会(株式会社テレビ東京ダイレクト)が主催の海洋インフォグラフィックコンテストを実施。

海洋インフォグラフィックコンテストは、小学生のみなさんに海洋研究をしてもらい、その研究結果を元にデザイナーと2人1組になってインフォグラフィック作品を作る大会です。
御茶の水美術専門学校有志20名が、学生たちの調査をインフォグラフィックに仕上げるデザイナーとして参加しました。

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みんなのあおいろスペシャル!海洋インフォグラフィックコンテスト篇

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