【卒業生インタビュー】平田悟史(株式会社ピエロ/アニメーター)

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平田悟史(株式会社ピエロ/アニメーター/2018年卒業)※2020年12月現在

チームワークを経てはじめて、自分以外の誰かのことを考えられるようになった。

① 高校時代の私

他人とうまく馴染めない自分を変えたいと思い、OCHABIへの進学を決めた。

 高校時代の私は、食べることや料理が好きだったこともあり農業高校の食品科学科に通っていました。真面目に勉強していましたが、食材に関する様々な成分、菌の種類や酵母の仕組みなど丸暗記の授業に興味が持てず、進路について料理の世界はちょっと違うなと考え始めていました。他人とのコミュニケーションの取り方に悩んでいたのもこの時期で、些細なことがきっかけで周りから嫌われてしまったこともあります。一方、小学生の頃から絵を描くことが好きで、高校では美術部に入り自由に絵を描くことを楽しんでいて、かつて広告デザイナーをしていた祖父の勧めもあって、デッサン教室に通わせてもらったりしていました。3年生になり進路について考え始めた頃、いくつかの美術学校の体験入学に参加した中で、一番記憶に残ったのがOCHABIで、チームワークでの実践的なカリキュラムや、ゼロからはじめてプロ®になるという言葉に魅力を感じ、今までの自分とは違う、人と協力して何かを作り上げていくということをやってみたい、挑戦してみたいと思い、入学を決めました。自分に賭けてみたいという気持ちでした。

② OCHABIで学んだこと

OCHABIのデザインアート思考®︎で、誰かに寄り添うという気持ちを学んだ。

 広々とした教室で、みんなが机を囲うように座る、そんな自由な空間で授業が進むスタイルが新鮮で、自分にぴったりでした。メイン授業である産官学連携授業は、チームで課題に取り組むため、1年生の時から「他人の話をしっかり聞く」「誰かに寄り添うようにする」ことを意識していました。これはメンバーに対してはもちろん、企画を考える上でも私が気をつけていたことです。そんな矢先、2年の時にインターンに行き初めてプロの仕事現場に入った私は何もできず、社員の方に真剣に叱られ、悔しくて涙を流しながらOCHABIに戻ってきました。初めてで何もできなかったのだとしても、試行錯誤して最後まで作り上げようとしなかった私の甘えを叱ってくれたのだと後で気が付きました。卒業制作では今までとは違い一人で課題に向き合わなければならない状況で、これまでの悔しい思いを胸に、最後まで作り上げることが出来ました。OCHABIに入るまで、自分以外の何かについて考えるということをしてこなかった私にとって、デザインアート思考®︎は自分以外の誰かのことを真剣に考えるための思考法だと思います。

③ 現在の私

今の自分を支えているのは、ゼロからはじめてプロになるの精神だった。

 現在の私は、株式会社ぴえろでアニメーターとして働いていて、これまで「おそ松さん」や「アクダマドライブ」などを担当してきました。アニメーションの場面の切り替わりや動作を滑らかに見せるためには、1秒間に6枚から8枚の絵を描く必要があり、OKがもらえるまでライトに照らされたデスクに向かいひたすら描き続けています。私はアニメーション技術を学ばずにこの会社に入った珍しいタイプで、技術的に足りない部分が多かったので、OCHABIで培った「ゼロからはじめてプロになる」の精神で自ら試行錯誤を繰り返しました。今では自分のやり方を見つけてどんどん描けるものが増えています。そんな自分を上司や先輩方が受け入れてくれるのも、OCHABI時代から意識していた他人の意見をしっかり聞くことや、全体を意識して行動するということが生かされているんだと実感しています。担当したアニメーションが放映されるのを観ると「あ、ここ自分が描いたところだ」とすごく嬉しくなります。将来は、アニメーターとして培った経験を生かし、オリジナルのイラストやマンガを描ける絵師になりたいです。

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