【卒業生インタビュー】板橋美月(アシスタントディレクター)

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板橋美月(株式会社揚羽/アシスタントディレクター/2015年卒業)※2019年02月現在

ゼロからはじめてプロになる、きっかけさえあれば誰もが出来ると実感した。

① 高校時代の私

「得意」と「好き」、仕事に繋がるモチベーションを持てるのはどちらなのかを悩んだ。

 高校時代の私は、小学校から続けていたバスケットボール部に所属しながら、5歳から始めた書道、6歳からの空手を続け、セミプロのバスケットボールチームのトレーナーもしていました。空手は社会人になるまでに黒帯の2段を取得し、書道は日本書写技能検定2級を取得した上で、通っている教室の師範の資格を持っています。それでも、子供の頃から絵を描くことが好きだったので、進路を選択する時には、スポーツ系か、大学の書道専攻か、美術系かで本当に悩みました。たくさんの学校を見学する中で、ほとんどの学校が、好きなことしていいけど自分で研究してね、という感じだったのですが、OCHABIのデッサンを体験した時は、指導がとても丁寧で、豆腐とレンガの描き分け方などを学んだ際、本当に楽しく、ゼロからはじめてプロになるというキャッチコピーが本当かも、と実感できました。両親からは「好き」と「得意」だったら、「得意」を選んで仕事に活かして欲しいと言われていましたが、結局、自分の「好き」が上回り、OCHABIに決めました。

② OCHABIで学んだこと

ひとりで進められるプロジェクトはなく、コミュニケーションが大事だと学んだ。

 私は元々、風景より小さな空間、例えば部屋などをデッサンや水彩といったアナログな手法で描くことが好きでしたが、OCHABIに入学してからカメラを使った映像表現を学ぶ機会があり、自分のイラストを動かしてみたいと思うようになりました。初めはアニメーションに興味があったのですが、私が動かしたいイラストは背景が写実的なものが多く、次第に実写での映像表現に興味を持ち始めました。実写に取り組んでみて身に染みたのは、どのようなプロジェクトでも、ひとりでは進められないということでした。OCHABIには色々な選択制授業があって、カメラ、演出、カット割り、脚本、編集と身につけることができ、また幸い私は知らない人にもすぐに頼みに行けるタイプなので、先輩や後輩、時には先生方に手伝ってもらいながら、何とか自分の作品を仕上げていくことができました。産学連携授業ではチームの企画のCMを担当することで、プレゼンテーションに映像を使う面白さを実感し、その結果、目標を持って卒業後の進路について考えることができました。

③ 現在の私

基本的なスキルをたくさん学んだことが、ディレクターの仕事に活かされている。

 現在の私は、株式会社揚羽、制作部の映像グループで、アシスタントディレクターを務めています。仕事の多くはクライアントの社内用映像の制作進行で、組むディレクターによっては演出から編集までを一通り任せてもらえます。私が作っている社内用映像とは、企業が新しい人材を採用するための説明用動画だったり、社内で新しいプロジェクトを立ち上げる際のキックオフ動画だったり、営業の方が使うプレゼンテーション用動画のことです。OCHABIで学んだことに、ひとりで進められるプロジェクトはないということがあり、映像制作においてもカメラマン、録音、編集といった様々な専門家に頼らなくてはいけないので、コミュニケーションの大事さを実感する毎日です。子供の頃から自分が興味あることを片っ端からやってきた私ですが、もし進路に迷っている高校生がいるとしたら、1年間のうち1番時間を割いたものは何なの? と訊いてあげたいです。結局、自分の趣味や「好き」なことというのは、その時間の中に自然に現れていると思うからです。

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