【卒業生インタビュー】池田晴香(デザイナー兼ディレクター)

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池田晴香(株式会社ラポール/デザイナー兼ディレクター/2019年卒業)※2019年02月現在

どうやって贈るかではなく、なぜ贈りたいのかがクリエイティブだと知った。

① 高校時代の私

勉強も部活もがんばった高校時代、誰かに決められた常識にとらわれていた。

 高校時代の私は、バドミントン部に所属し、中学ではキャプテン、高校では副キャプテンを務めていました。美術に強い高校だからか、最初はゆるゆるとした活動だったのですが、顧問の先生が替わってからは練習が本格的になり、厳しさの中で肉離れや怪我をしたこともありました。それでも部活を続けられたのは、同期や後輩にぶつかりながらも励まし合えるとてもよい仲間がいたからだと思います。絵を描くのは以前から好きで、色々な美術系の選択授業を受けていました。高校2年生の頃、もっと自分の好きなものを上手く人に伝えられないかな、と悩んだのですが、高校の進路の時間でOCHABIの時計をテーマにした商品開発をする体験授業を受け、その時に作ったとんでもない色をした猫の時計を、先生がすごく褒めてくれたことで、ひとつ常識が外れた感じがあり、OCHABIに進学したいと考えました。当時は勉強もがんばっていて成績もよく、大学を勧められもしましたが、その時の自分の体験を信じ抜くことができて、今でも本当に良かったと思っています。

② OCHABIで学んだこと

HOWでなくWHYを考えることが、自分にとってのクリエイティブだと気付いた。

 OCHABIのデザインアート思考®は、自分の頭で考えたことを可視化するツールなので、高校時代からの目標だった、自分の好きなものをみんなに伝えるということが、少しずつ上手くなっていく実感を得ることができ、授業がすごく楽しく感じました。もともと褒められると、どんどん楽しくなってがんばるタイプで、またOCHABIの先生は褒め上手というか、こちらの気持ちを上手く乗せてくれるので、苦しい時にも自分が表現したいことを見失うことなく、前向きに課題に取り組めました。マーケティングの授業では、社会人が使うようなカタカナの難しい専門用語が飛び交い、初めは戸惑いましたが、授業さえ聞いていれば必ず使いこなせるようになるので、真面目にメモを取ることを心掛けていました。今も一番心に残っているのは、産官学連携授業で先生から投げかけられた、あなたは誰にどんな価値を贈りたいのか、という問いで、それまでどうやって贈るかばかり考えてきた私にとって、なぜ贈りたいのかという自分の将来的なビジョンを考えるきっかけになりました。

③ 現在の私

ビジュアルに描き起こすことで、人と人とのコミュニケーションを活性化できる。

 現在の私は、株式会社ラポールのクリエイティブ事業部で、デザイナー兼ディレクターとして働いています。OCHABI在学中、進路に迷いながら就職活動をしている私を見て、キャリアデザインの先生がインターン先として紹介してくれた会社で、ひとまずやってみようと通っているうちに内定が決まりました。パッケージデザインをやってみたいとか、起業のプロデュースにも携わってみたいとか、将来やりたいことを前のめり気味に話していた姿勢を評価していただけたのだと思います。課題である、自分がいま感じていることを話すことについては、引き続きまだまだだな、と感じますが、OCHABIで学んだ、思考をビジュアルで可視化する能力は、仕事の上でもすごく役立っていて、例えば表参道のイメージがキラキラなのか、シンプルでかっこいいのか、ビジュアルに描き起こすことで相手とも共有できますし、自分の中でも整理できます。自分の課題を見つめ、そのためにはどんなフレームワークが必要かを考える主体性を、OCHABIで身につけることができました。

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