【卒業生インタビュー】毛束桃子(デザイナー)

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毛束桃子(株式会社エー・シー・シー/デザイナー/2018年卒業)※2019年02月現在

クライアントとの交流の中で、将来必要な専門性の実際を知った。

① 高校時代の私

美術の仕事に目覚めた高校時代、学費も距離も無理がない範囲で仕事に繋がる学校を選んだ。

 私は小5からフルートを吹き始め、演奏への憧れから、吹奏楽部の活動が盛んな高校に進学しました。高校時代は演奏ばかりで、授業時間以外は朝から晩まで部活動に励んでいました。結果として、マーチングの全国大会で金賞を獲得できたのですが、いざ高3で進路を考える時にあれだけ時間を掛けた音楽と仕事をどうしても結び付けることができず、行き詰ってしまいました。美術を意識し始めたのは、吹奏楽部の演奏会のパンフレットで担当したページが好評だったからで、これをきっかけに美術を仕事にしようと思うようになりました。当初は美術大学も考えていましたが、校舎がどれも東京郊外で千葉県からは遠方にあり、学費も高かったので、都心部にある美術専門学校を選びました。いくつかの専門学校を見学してOCHABIを選んだのは、仕事に繋がるデザインの考え方をゼロから教えてもらえることと、産官学連携授業を見学した際に、社会人にプレゼンテーションをする学生を見て、その学生が働く姿や自分の将来をイメージ出来たのが決め手になりました。

② OCHABIで学んだこと

クライアントも悩んでいる。チームに多様性がなければ解決のアイディアも出ない現実を知った。

 OCHABIの産学連携授業が特別なのは、プレゼンテーションを公開していること、企画に先生や企業が設定する合格ラインがなく、採用か否かの真剣勝負で進むところだと思います。この授業では企業の悩みを「出題」として学生が受け取り、この解決策をクライアントや先生、チームのメンバーと意見交換しながら考えるのですが、私がここで気付いたのは、実はクライアントと呼ばれる社会人の方々も私たちと同じように悩んでいて、自分の会社の事情を知っているからこそ悩みから抜け出せないことでした。その点、学生は自由に発想できるのですが、社会人と話をするには、相手が共感できるプレゼンテーションを組み立てなければならず、デザインアート思考®で自分やチームの考えを整理できるようになったのは大きな学びのひとつです。また、卒業までに様々な業種のクライアントと関わっていく中で、マーケティング部や企画部、デザイン部などが単独で行動するのではなく、連携しなければならない時代になっている現実も、実感をもって学べてよかったです。

③ 現在の私

ウォンツとニーズ、マーケティングがわかるデザイナーの優位性を社会に出て初めて実感する。

 現在は、WEBや広告の企画や制作、イベント実施や広告業務をしている株式会社エー・シー・シーという会社でデザイナーとして勤務しています。今は主に広告のチェックやWEBサイトの更新などを行なっていますが、広告主の「ウォンツ」と掲載メディア側の「ニーズ」の両方を満たせるデザインになるよう心掛けています。ここでは、マーケティングで学んだ競合分析が役に立っています。また、広告業界は情報更新が早いので、短期間でコンテンツの内容をきちんと理解しなければならず、デザインアート思考®で学んだ論理的思考を振り返って、誰がターゲットでどの様な意図でこの企画ができたのかを検証しながら制作を進めています。この仕事を通じて、自分のデザインが新聞やWEBサイトで公開される経験をしてとてもやり甲斐を感じています。将来は、広告主に留まらず、常にクリエイティブの先にいるユーザーを意識できるデザイナーになりたいです。OCHABIは、デザイナーにデザイン以外の視点も必要だということを実感させてくれる学校だと思います。


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