【卒業生インタビュー】福田佑紀子さん (出版本部 デザイナー)

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福田佑紀子(株式会社日本食糧新聞社/出版本部/デザイナー/2017年卒業)※2018年04月現在

アイディアに正解はない。どんな意見でも耳を傾ける姿勢が付いた。

① 高校時代の私

真面目で成績もよく大学進学を勧められていた私、美術専門学校への進学は反対されていた。

 高校時代の私は、授業も部活動も休まず、制服のスカートも短くせずに、日常的に勉強に励むような真面目で大人しい学生でした。それでも、将来は自分で描いた絵で仕事がしたいと頭の片隅くらいでは考えていて、選択科目も美術を履修するようにしていました。文化祭では、美術の先生に何度も相談しながらポスターをデザインして、高校で正式に採用されたりもしました。進学先に美術専門学校を志望した時は、そもそも私の成績がまあまあよかった事もあって、母親は応援してくれたのですが、父親と進路の先生には大学へ行けと反対されていました。それでも「絶対にやりたい」と説得を繰り返していたら、最後には「そのくらいの情熱があるなら大丈夫だ」と応援してくれました。OCHABIを知ったのは、改めて進路の先生にお勧めの美術専門学校を聞いた時で、「あそこなら産学連携をしていて、実際に企業との接触があり、社会人に自分のデザインを見てもらう機会もある」と聞いて、早速、学校説明会と体験授業に参加して、それが本当だと確かめてから決めました。

② OCHABIで学んだこと

クリエイティブに正解はない。さり気ないひと言にも耳を傾け可能性を広げる姿勢を学んだ。

 産官学連携授業ではチームワークの可能性を実感しました。高校までは自分の主観だけで制作をしていたのですが、チームとなるとみんなでひとつのクリエイティブをしなければならないので、メンバーの意見に耳を傾ける必要が出てきます。実際にディスカッションで自分が見落としていた事に気が付く場面も多くありました。クリエイティブには正解はなくて、実は全てが正解だという事に気付いたのもOCHABIでの大切な学びのひとつです。ひとりひとりで意見が違うのが普通で、さり気ないひと言でも、それがきっかけでアイディアが飛躍的によく変わるのも、とても魅力的だと感じました。だから、発想の広げ方はチームワークで学びました。千代田区役所の「外国人観光客も視野に入れた路上喫煙禁止のプロモーション提案とは」という出題に取り組んだ時は、喫煙経験がなくて悩みましたが、それでも桜をモチーフにした「世界一美しい喫煙所」という企画で最優秀賞をいただきました。これも千代田区のウオーキング大会にみんなで参加して、思い切って喫煙者のサラリーマンに相談してみたら「電話ボックスくらいの喫煙所を作ればいい」と言われたのがきっかけでした。

③ 現在の私

上司との相談を欠かさない、OCHABIで学んだビジュアル・コミュニケーションが活きている。

 現在は、日本食料新聞社の出版部付きのデザイナーとして、小説などの書籍の表紙のデザインをしたり、解説書の図説などのイラストレーションを描いたりしています。新しいデザインを起こす時は、必ず紙にペンでさっと下書きをして、上司に「こういうのはどうでしょうか」とデザインやレイアウトのミニプレゼンをしに行きます。ちょうど今「oh!仕事シリーズ」という書籍の制作をしていて、100業種のイラストレーションを合計400枚描かなければならないのですが、上司と相談しながらようやく300枚まで辿り着けました。上司に「アイディアの幅が広いね」と言われた時には、OCHABIの授業で学んだ発想の広げ方が活きていると実感しました。やっぱりチームワークを通じて、自分の意見だけでなく、他人の意見もたくさん聞く事で、人の身になって考える習慣が付いたのだと思います。今は本当に自分に合ったよい会社に入れたなと思っています。

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