【卒業生インタビュー】木村仁哉さん (アニメーション背景美術)

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木村仁哉(株式会社アトリエローク07/アニメーション背景美術/2017年卒業)※2018年04月現在

自分からコミュニケーションを取る事で仕事の全体像を把握出来る。

① 高校時代の私

部活一筋だった自分、引退してラクガキ程度で始めたイラストは誰の共感も得られなかった。

 高校への進学は弓道部があるかどうかで決めました。なので高校2年生までは部活一筋だったのですが、3年生になって引退すると途端に高校生活がつまらなくなって、ノートの端っこにラクガキ程度の絵を描き始めたのが美術への興味のきっかけです。その内、デザインやイラストの仕事がしたいと思うようなったのですが、そもそも美術部じゃないし、選択科目も書道だったので、まずは弓道部の顧問の先生に相談したら「そんなのおまえに出来るわけがない」と言われてしまいました。そこで、美術系の先生たちにも相談したのですが「そう甘くはない」というような事ばかり言われて、自分で何とかするしかないと思いました。専門学校なら初心者でも入学出来ると思って、いくつかの学校の体験授業を受けたのですが、だいたい線画を渡されて「色を塗ってみて」と言われる事が多く、何の希望も得られませんでした。そんな中、OCHABIの体験授業ではデッサンの基本をきちんと教えてくれたので、ここならゼロから始められるという希望を持って進学先に選びました。

② OCHABIで学んだこと

命を燃やした4年間、気が付いたらアイディア出しの前にリサーチをする癖が付いていた。

 高度専門士課程だったので4年間通いました。OCHABIは産官学連携授業を中心に授業編成されているので、企業からの出題に取り組まなければならず、まずは出題内容のリサーチをしてから、課題解決のアイディアを考え、そこからデザインをして、実際に企業相手にプレゼンテーションをしなければなりませんでした。こういう一連のクリエイティブの流れは、当時は「面倒くさい」と思っていましたが、今となっては何をするにも感覚だけに頼らず、まずは関連情報をリサーチしてから、アイディアを考えるという癖がついたのでよかったと思います。チームワークは特に大変でした。自分のアイディアが独り善がりではないのか、そのアイディアをメンバーに形にしてもらう理由を的確に説明できるのかなど、常に考えながら発言していました。この頃には学外からの仕事も受けるようになっていて、スケジュールを上手く調整出来ずにメンバーとの人間関係に摩擦が起きたりもしていました。振り返れば内容が濃い4年間で命を燃やした感じがあります。ただ、そういった経験を通じて、仕事の全体像を見て、全てをきちんとこなせるようにペース配分をしたり、モチベーションを絶やさないようにしたりとか、今の仕事へ取り組む姿勢のモデルが出来上がっていったんだと思います。

③ 現在の私

全体像を把握するには意思疎通が必要。OCHABIで身に付けたコミュニケーション能力が活きている。

 現在は、アトリエローク07というアニメーション美術、背景、制作などのデザインをする会社で背景美術をしています。自分が子供の頃から親しんできた有名な作品に携わる機会をいただけたり、新しい劇場作品にも携わる機会をいただいたりしています。仕事は、基本的にはフォトショップとペンタブでの作業ですが、みんなで協力して作品を創り上げようという姿勢が強い会社で、クライアントと美術監督が全体像を共有してから、それぞれの職種に「ここはこの色で頼む」といったように依頼がくるのですが、例え末端とは言え全体像をきちんと見て仕事しないと、〆切を逃して放送が1週間落ちたりして会社全体に迷惑を掛けます。コミュニケーション能力は仕事では必須です。不明な点はすぐに確認して情報共有を欠かさないようにしています。

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