特別審査員 オクダサトシ氏に密着!① ~審査編2~3年生~

指導部講師の佐々木です。
Creative Solution Awards -2016 3rd Presentation―」最終日、2016年11月13日、日曜日に特別審査員をやっていただいたオクダサトシ氏の審査の様子をレポートします。

オクダサトシ氏は、世界30カ国以上を股にかけて活躍し、ニューヨークタイムスでも絶賛され、日本全国ツアーでは皮切のNHKホールを満員にした、ダンスカンパニー「コンドルズ」の創立以来のダンサー兼舞台美術担当で映像やアニメも手がけ、フジテレビ「ネオコラ!」NHK「ダンスでわかるXXX」の監督もつとめるマルチクリエーターです。そして現在は森本千恵主催goenにもアーティストとして所属しています。

「コンドルズ」http://www.condors.jp/stages.html
goen  http://www.goen-goen.co.jp

ところで、実はオクダ氏とは25年ほど前、学生時代の部活で共にラグビーをやっていたチームメートでした。
私の隣で汗と泥にまみれてスクラムを組んでいた彼が、こんなに多彩な活動を行うクリエーターになっているなんて、超感激です。

この日は25年ぶりに再会したオクダ氏の懐かしい、隣のトトロのような巨体をエスコートして、全23企画を審査しました。

それでは、いくつかのオクダ氏の個性溢れるリアクションをレポートします。

【クライアント> サンスター文具株式会社】
課題;今まで創作活動に関心がなかった20代の若者に「文具アイデアコンテスト」を知ってもらうには

オクダ氏コメント;「給食が妙に気になります!」「20代がターゲットなら高校よりも小学校とかの方が良いんじゃないでしょうか?」
to 2年Dチーム 企画名;創作体験イベント「三星高校」の提案
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オクダ氏コメント;「創造する人種というのは、基本的に何らかの欠乏を感じている人々じゃないでしょうか?」「ターゲットの設定が狭い気がします。」
to 2年Jチーム 企画名:「Cafe Tool Box」の提案
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【クライアント> 大正製薬株式会社】
課題;若者がリポビタンDを身近に感じる為のクリエイティブ・アイデアとは

オクダ氏コメント;「プロモーションのイベントだけでなく、パッケージ展開もやった方が良いんじゃないでしょうか。もっとパッケージで勝負しても良いと思います。」
to 2年Gチーム 企画名;創作体験イベント「リポD BOYS」の提案
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オクダ氏コメント;「わかりやすいプレゼンテーションで(口頭でのプレゼンは)今までで一番良いと思います。」「ポスターは写真やイラストなどのビジュアルのバリエーションがあっても良いのではないでしょうか。」
to 2年Cチーム 企画名;創作体験イベント「レトロポスター企画」の提案
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【クライアント> 千代田区役所】
課題;千代田区を構成する様々な主体が相互に繋がり、自発的に地域課題に取り組み解決するための提案とは

オクダ氏コメント;「まず地域のコミュニティーを強くしようと言う企画なでしょうか」
to 2年Bチーム 企画名;「通学路」の提案
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オクダ氏コメント;「住んでいる人は本当に走りますかね~?」「発想は面白いのですが、もう一ひねりあるとさらに効果がある企画になるのではないでしょうか。」
to 2年Hチーム 企画名;夜間防災訓練「ちよさい」の提案
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【クライアント> 丸善ジュンク堂】
課題;  ITの進歩が著しいなか、新しい同区初体験と空間のデザインとは

オクダ氏コメント;「実現しそうだが流行らないかも~でも音読はとても好きです。私は役者や舞台をやっているので、普通の人よりもシナリオを声に出して読む機会が多いから、その大切さや素晴らしさを日々痛感して生きています。」「例えば音読に合う小説を本屋さんがセレクトするなどをやれば、さらに良いかもしれませんね。 例えば最近のだと『せきしろX又吉』とかどうでしょうか。」
to 2年Eチーム 企画名;「音読の部屋」の提案
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オクダ氏コメント;「面白いと思います。(締め切りに間に合わずノミネート除外になったことに対し)本当に勿体ないことです!ルールや締め切りを守ることはとても大切なスタンスです。以後気をつけて下さい。」
to 2年個人 企画名;「Book ca BER」の提案
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以上佐々木がメモを取った内容をピックアップしました。

次回は1年生の審査と自主出展アザーエントリーの取材をレポートします。