特別審査員 小島潤一先生のコメント 抜粋

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Creative Solution Awards -2016 2nd Presentation-にて特別審査員としてお招き致しました、小島潤一先生のコメントの抜粋です。

奨励賞
3Eチーム「Flowery tale」
クライアント;株式会社ユー花園
課題;20代のライフスタイルにカットフラワーを定着させる新規性と創造性を兼ね備えたビジネスプランとは
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奨励賞については審査員・先生方と結構な論議をしまして決めました。結婚式という所からの晴れの日の舞台でテーマフラワーを決めて、いろんな人生の節目でその花が継続される人生で長い壮大な企画という事で奨励賞なんですけども、いろんな話し合いの中で、もう少しこうだったらもっと上の賞にといけたよねという話がもちろん出てまして、クライアントの視点にたつとカットフラワーが本当はすごい売りたいという気持ちなのだけども、この節目節目だとちょっとスパンが長すぎるという事もあって、本当はもうちょっと日常使いで花が売れたらなぁという気持ちが多分企業にあると思うので、その辺がもっと細やかに考えられていたらもっと良かったんじゃないかなと思いました。お疲れさまです。

優秀賞
3Cチーム「TRA IN」
クライアント;株式会社ジェイアール東日本企画
課題;駅や電車内で、スマートフォン使用者がその画面だけではなく、交通広告にも注目するようになる相互活用の連携アイディアとは
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かなり自分的には甲乙つけがたい所でした。審査のポイントしては、このロゴマーク、ネーミング、みんな衣装からのプレゼンテーションのポジティブな分かりやすい説明、電車の外側と内側のラッピングと、それをただ終わらせないだけのアプリ、すべてがトータルに連携していてすばらしいと思いました。ただ素晴らしすぎて普通の仕事という感じがしました。僕は審査をして、学生ならではのすごい楽しい、ちょっと素人っぽくてもおもしろいねっていう物にもいれたいと思う反面、すぐにでも本当に仕事になっちゃうような、ちゃんとした仕事もというのも一方で選びたかったので、それにふさわしかったと思います。おめでとうございました。

審査員特別賞
2Bチーム 「おめかし心地フークス」
クライアント;株式会社資生堂
課題;GMSが内包された巨大なショッピングモールにおいてどのようなスペースの選択、ストアプランニングを策定すれば、資生堂の化粧品体験を促進し、販売できるのか
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僕のなかでの一方での競合というか「TRA IN」の企画もそうだけど、すごくリアルな実践的な仕事だなと思いました。僕自身、もしこの課題だされて6月から今日プレゼンしなさいと言われたら相当悩むし、ちゃんとした仕上がりにするのは本当に大変だと思うし、他のチームも赤黒白の資生堂カラーをちょっと威圧的に感じてパステルカラーを使ったという事もそうですし、今回の企画のそういう事を払しょくするために靴を抜いで、休憩スペースでちょっとゆったりというか、百貨店とは違う客層という事もあり、子ども連れの女の人もいるだろうし、色々考えられていると思いました。もうちょっとソファー、スペースがおしゃれにデザイン的に見えたらと思いました。おめでとうございます。

最優秀賞
3Dチーム 「ずかんづめ」
クライアント;マルハニチロ株式会社
課題;収納棚からオープンスペースへ、缶詰・瓶詰をインテリアに変えるクリエィティブ・アイディアとは

この作品もかなりトータルに色んなことに考えられていて、すごく新しさがあると思いました。ラ・カンティーヌという商品自体が今までの缶詰の概念を超えて初めからおしゃれなので、そのおしゃれさにひっぱれる事なく、例えば本屋さんに置いてもらえるとか、新しい価値がこの商品には入っていて、子どもが鮭の切り身を見て魚の本当の姿を知らないとか、そういう説明ブックレットも別冊で保存もできるという事って、お母さんが食育していく面も素晴らしいと思いました。

総評
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僕らもみなさんのプレゼンテーション聞く10分前くらい到着しまして、先生方から説明を受けて、いきなりこの会場に来てそれぞれ3分のプレゼンの説明を聞くのですが、その3分プレゼンテーションというのも本当に大変だな~と僕自身も実感してます。実は僕の仕事でも、15分の時間がきたら強制終了というプレゼンテーションがあり、これは帰って予行練習しないと全部しゃべれない可能性事があるので、この歳になってもこうゆう努力というか、たぶん当日緊張すると思いますし、考えながらみんなのプレゼン聞いていたけど、やっぱりあの賞を獲った人たちっていうのは特にプレゼンテーション自体もすごく分かり易く声も大きく出て、自信があって、一人でリーダーがプレゼンするという場合もありましたけど、賞を獲った人たちはわりと交代でプレゼンをしていて、しかも3分キッカリみたいな、そうゆう素晴らしい事が目の当たりにできて僕もびっくりしているし、自分自身も頑張りたいなと思いました。それから、社会に出ると学生の時の頑張ろうという気持ちが、入社して2・3年くらいになると初心を忘れちゃっていると思うんですね。その気持ちというのは、僕は18からこの仕事をしていまして、ときどき我に返るというか、それでどうやって自分で気持ちをもっていくのかなっていうのをこの歳になってもなかなか難しいんですが、重要なのは、仕事なのでぜんぜん自分と関係ない分野の仕事が依頼されますし、その時にいかにこう自分の持ち味とか趣味とかそうゆう事にもっていっていくかというのが、すごく自分で楽しんで仕事をするという事が非常に重要かなと思っています。そうするとちょっとヘタな言い方であったとしても、相手に意気込みが伝わって通るという事があります。
非常にみなさん良い経験をしているなと思いますのでこの覚えを忘れずに。