【ENRICHING】デザインは「不快」を「快」にする

第2章 デザインの本質とは

デザインを取り入れた生き方とは、不快、もしくは不満を我慢するという生き方から、
それを快に変える生き方を選ぶということです。少なくとも変えることを考えてみる生き方です。
知らない誰かがデザインしたものを自分の快に変えると言い換えることもできます。
これは不満に対して文句を言う生き方ではなく、不満に思う根本の原因を見極めて、
それを快に解決しようとすることでもあります。
たとえば電車に6 人掛けで座っていて、
隣に体の大きな人が乗ってきてギュウギュウと体が触れて不快を感じたとします。
その原因は身体の大きな彼ではなく、根本となる原因はその電車のシートの長さ幅のデザインということになります。
今の日本人には狭いモジュール( 体型基準) が使われている場合が多いからです。
人生で苦になることを我慢しないで快への解決を考える。
これは日々の人生を豊かに生きる生き方を選ぶということでもあります。

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