【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは。講師の青木です。
さて1年生は夏期特別実習に取り組んでいます。
前回の記事で書きましたが、アナログ作業での制作は色々な力が身につきます。
1日目の色を作って塗る課題では、絵の具の色を混ぜてみることで、混色して作れる色を実感できました。
そしてもう一つ。
アナログ作業だからこそ実感出来ることがあります。
それは・・・・・
「一度やった作業は取り消せない」ということです。
文字通り一発勝負なのが手作業です。
パソコンで多用する「一つ戻る」ボタンがない現実は、制作してみないと実感できないものです。
例えば、真っ白い紙の余白にべっとりと絵の具が付いてしまった!
なんてミスも簡単には消せません。
上からホワイトで修正したとしても修正箇所が一目瞭然!
こういうところがアナログ作業の怖いところです。
でも「失敗したら戻せない」という緊張感があって初めて、制作に欠かせない「集中力」を鍛えることができます。
初日は練習でした。
3日目の本番(作品制作)でも同様の画材を使って色塗りしてもらいます。
この機会にたくさん失敗して、経験を積んでほしいと思っています。