【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは講師の青木です。
1年生は夏期特別実習として5日間のデザインテクニック授業に参加しています。
グラフィックデザインとは、第三者に視覚を通じて情報を伝えるために存在しますが、
その際に大切になってくるのが「色」と「文字」と「レイアウト」です。
今回のデザインテクニック基礎では初日に「色」、2日目に「文字」、
3~5日目に「レイアウト」を学びます。
初日の課題は「色を知る」です。
みなさんは、紫色の絵の具を作る際に、赤い絵の具と青い絵の具を混ぜた経験がありますか?
そうなんです。絵の具は混ぜれば様々な色を作ることができます。
初級課題では色について意識を向けてもらうために、
各自が色のチップから好きな色を選んでそれを赤・青・黄色・白の4色の絵の具で再現してもらいました。
理論では赤・青・黄色があればどんな色でも作れるはずです。
でも、そこには落とし穴も・・・・。
さて問題です。
どんな色が赤・青・黄を混ぜても作れない色でしょうか。
わかりますか?
ヒントは絵の具の色は、混色すればするほど、濁ってくることです。
そうです。チューブから出した色よりも鮮やかな色にはならないのです!
選んだチップによってはどんなに頑張って混ぜても再現できない色があるのです。
例えば蛍光色とかは混色では絶対作れないですよね。
蛍光色を使いたかったら、画材屋さんで買ってくるしかないのです。
色の仕組みは実際に作ってみるとわかります。
実感したい人はどんな絵の具でもいいので、混色して遊んでみるといいですよ!