内定承諾などを迫られて困っている人へ

こんにちは。

進路指導担当の井口です。

「オワハラ」という言葉が流行っていますが
知っていますか?

これは内定先企業から、他社を受けることを辞めるよう
強く勧められたり、自社の内定を承諾するように強く
迫られるようなことです。

7月末に公開された文部科学省の
平成27年度就職・採用活動時期の変更に関する調査の結果
によれば、学生等の意思に反して就職活動の終了を強要する
ような学生に対する行為について、68.3%(母数82)の
大学等が相談を受けた回答しました。

約4000名中の5.9%(200名弱)の学生が
上記のような行為を「受けたことがある」と回答したようです。


企業の方にとって、採用は自社の今後を担う人材を発掘する上で
とても大事な機会ですから真剣です。

採用活動において健全に真摯に活動をされている企業の方は
大半だと思います。

ですが、もし、このようことを企業の方から迫られていたら
学校の就職担当の方に相談に乗ってもらってくださいね。

そして、前提として知っておいて欲しいのは、「内定承諾書」自体は
法的な拘束力は全く無いということです。

承諾書を提出したとしても、事情によっては内定を辞退しても何ら
ペナルティを負うことはありません。


以下、同レポートで紹介されていた企業による学生への
「ハラスメント的行為」の例を紹介します。


・第一志望でないならば、別の学生を次の選考に進ませると言われた
 (別企業の選考は待てないと言われた)

・内々定と引き替えに他社への就職活動をやめるよう 強要された。

・テストの関係で内定祝賀会への参加が難しいと答えたところ、参加
 しないと最悪内定取り消しもありうると言われた。

・何度も呼び出し(泊まりを含む)をされ、他社の選考を受けられなくなった。

・座談会が多数開催される。

・内定後、7月31日までに入社承諾書を書くかどうか迫られた。

・内定承諾するなら就活をやめるように 言われた。

・研修が6月から週1回あった。

・内定承諾は先着順、及び承諾する場合は必ずリクナビ退会。

・内々定を出すから就職活動を止めるように言われた。
 その後、強要するようなことはなかったが、圧迫されている印象を受けた。

・8月上旬にバーベキューや清掃活動などへの参加を呼びかけられている。


などです。

参考にしてみてください。


それでは