【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは。講師の青木です。
こちらは卒業生の高島君が1年生の時、夏の「平面構成」という授業で描いた作品で、 アスファルトにうっすら積もった雪と、道路に残るタイヤの軌跡で「冬」を表現したとっても美しい作品です。
「平面構成」とは伝えたいモチーフを紙に構成し人に伝えるという課題なのですが、
夏の授業では春夏秋冬から1字選び、季節感とともに伝えるという課題でした。
実はこの
①伝えたいモチーフを選ぶということ。 そして
②人に伝えること。
って結構難易度が高くて、「季節」という幅広いワードの中で
自分がどこを切り取るか、そして切り取ったものをどう描けば
人に伝わるか。ということを考え抜かないと人に伝わらないんです。
これは見て伝える「グラフィックデザイン」に必要な考え方だったりします。
良い作品に仕上げるコツとしては徹底的に引き算してみることです。
あれもこれも伝えたい!だと伝わらないので
余計なものは描かないで逆にこれを描かないと伝わらないというモノのみを
描くようにするといいかもしれません。
上手くいくと、この作品のように、
とっても見る人の心に残る作品に仕上がります。
改めて素敵な作品だと思った一枚でした。