こんにちは、講師の小原です。
211 立体工房関連の記事を連投してきましたが、
先日一度にいろいろな作業を見ることができましたので【まとめ1】的な感じでUPしたいと思います。
春先に作ったバキュームデスクにてスカルピーで作成した作品をリューター(小型回転式切削器)で加工するのは1年生。
本日の中間プレゼンテーションのためのブリコラージュを作成しております。
スチロールパネルを切り抜いているのは3年生、
看板制作のための立体パーツを作成しております。
スチロールを簡単に任意のカタチにくり抜くには、
作りたい形を印刷した紙を上に載せ、輪郭線に沿って爪楊枝などで穴をあけていきます。
すべての輪郭線に穴を開け終えたら紙をどかし、
必要に応じて穴をマジックなどの線で繋げていきます。
あとはそれに沿って綺麗にカッターなどで切り抜くことで思い通りのカタチが
完成します。
切り抜かれたパーツはこのあとマットブラックに塗装し、印刷を外注したものと組み合わせて立体的な看板になるとのことです。
携帯ガスコンロを使いピューター(金属の一種)
を溶かしているのはプロダクトデザインを受講する2年生、このあとイラストボードをくり抜いて作った型に溶けたピューターを流し込み、成型します。
次は別の学生ですが、同じくプロダクトデザイン受講の2年生、
ピューターで成型されたものを細かい紙やすりで研磨し、下地を整えて
おります。
このあと、超微粒子コンパウンド(とても細かい磨き粉)にて磨くことで、鏡面仕上げ(鏡のようなしあがり)になります。
工房の外では、木材によって組まれたパーツの下地塗り(サーフェイサー
という下地剤を使い、塗装の食いつきを良くし、木材への塗料の染み込みを防止する作業)
を終えたばかりのパーツが乾燥中でした。
以上昨日の立体工房の一部でした。
今の季節は天気も良く、湿度も丁度いいので、塗装にも適しております。
さらに外での作業も快適に行えるので制作が捗りますね!