ゼロからはじめてプロになる。御茶の水美術専門学校

講師の服部です。
週末に、学生を引率して岩手県の陸前高田市に行ってきました。

陸前高田市は、2011年03月11日、東日本大震災において津浪被害に遭い多くを失いました。

御茶の水美術専門学校では、
2012年02月より学生を中心にロゴデザインによる復興支援を始め、
その後、3年以上継続して活動しています。

2015年現在、被災地の復興も多くの問題を抱えながらも少しずつ進展を見せ始め、
これに対して、被災地を訪れるボランティアの数も減少傾向にあります。
しかし本校では、デザイン・アートを学ぶ私達だからこそできる復興支援を考え、
市民の皆様との交流を通じて試行錯誤を繰り返した結果、
毎年、学生参加者が少しずつ増えていく傾向にあります。
この3年で実に50名近くの学生が自主的に陸前高田を訪れ、
復興の現状を実際に見てきました。

今回も市民の皆様のご協力のもと行政が推進している復興事業の現場を見ることができました。

しかし、多くの学生は被災地としての陸前高田というより、
そこで暮らす市民の皆様の心からの笑顔や、山、川、海といった魅力的な自然、
そしておいしい食のある陸前高田に触れることを楽しみにしています。

このまま、本校の学生をはじめとする若者たちが、
これからの陸前高田に興味を持ち、これからも市民の皆様と笑顔で触れ合えるように、
市民の皆様の協力のもと、この学外研修を継続していきたいと考えています。

デザイン・アートで社会貢献をしたいと考えている学生は、
ぜひ、服部まで相談に来てください。