気をつけたいメールのマナー(2)件名編

こんにちは。講師の井口です。
今回は前回に引き続き、就活などで必要な社会常識についての授業、「キャリアデザイン」の紹介、Emailの書き方についての2回目です。

前回の概略>
Emailを書く際に、注意すべきポイントとしては主に次の4つがあります。
1)宛先、2)件名、3)本文、そして4)言葉遣い
前回は上記の内、1)宛先の種類とそれぞれの目的、注意点をお話しました。

<今日の内容:件名について>
メールを送るときには、必ず件名を書くことになっています。
では件名の欄には何を書くと良いのでしょうか?
 
これを考える際に大事なことは、メールというのは、送る人が誰かに何かの行動を
してもらうときに書く、ということです。

極端に言えば、送る人が何かをお願いするということです。

メールを受け取る人も、例えば企業の人だと、多くのメールが届きますのでどれから
読めば良いか検討をつけなくてはいけません。

では、メールの受け手は沢山届いたメールのうち、どれから読めばよいかというのは、
どうやって判断するのでしょうか?
それは件名と差出人からだと考えられます。

ですから、件名はメールの受け手にとって、メールの内容が想像でき、それがすぐに
行動しないといけないものなのか、どうなのかを判断してもらいやすくしている事が
大切です。

例えば、以下の件名の内、適切だと思うものとそうでないものを○×で考えてみてください。
 1.明日の件
 2.よろしくお願いします
 3.お疲れさまです
 4.ポートフォリオ送りました
 5.履歴書添削のお願い(3年御茶美太郎)
 6.メールアドレス変更のお知らせ

今回は5.6以外は全部不十分です。何故でしょうか?
 1.:明日の何の件なのかが分かりませんね。
 2.:「何を」お願いされたのかがわかりませんね。
 3.:これは要件ではなく挨拶ですね。
 4.:だから何を依頼したいのかがわかりませんね。
 5.:メールの受け手が何をすれば良いかが分かりますね。
 6.:内容が予想でき、何をすれば良いかが分かりますね。 

では1~4の件、それぞれどのように修正すれば良いでしょうか?
絶対の答えはありませんが、メールの受け手の立ち場にたって、考えてみましょう。