こんにちは。教務部吉田です。
後期ではハイモジモジさんとロゴデザインの授業を担当しています。
そしてロゴデザインの奥深さを痛感しています。
先日、2年生の授業でハイモジモジプロデューサーの松岡先生が、
「ロゴデザインってコーヒーの抽出みたいなものだと思うんです。
余分なものを取り除いて取り除いて、最終的に凝縮された美味しい部分がロゴデザインなんじゃないかな。」
と学生へアドバイスされていました。
それを横で聞いていた私は、なんてダンディーな!なるほどね~と思った次第です。
なぜかというと、絵やイラストを描くのが好きな学生の作ったロゴの中には、
その絵やイラストをさらにシンプルに落とし込むのに躊躇しているものが多く見られます。
あなたが絵がうまいのは分かるけども、こんな複雑な線の集まりじゃ離れて見たら潰れた丸にしか見えないよ…
と後ろで見て思うわけです。(もちろんその後ちゃんと指摘しますよ!)
そのアニメ顔ってロゴに本当に必要? そのリアルな靴じゃなくてもロゴの意味通じるんじゃない?
などといった意見が出るのはそのためです。
人を惹きつけるロゴってパッと見では何を意味しているのか分からない。
でも商品やサービスの特性(要素)を抽象化してあれば、人に分かってもらえるんですね。
表現は引き算をしつつ、意味のある要素は足し算なり掛け算をしなくてはならないわけですから、
ロゴデザインって本当に奥が深い。
来月11/13(金)~15(日)の「Creative Solution Awards -2015 3rd Presentation-」では、
思わず「なるほど~」って言ってしまう納得なロゴデザインを期待しています。