【ENRICHING】世界を光と影と線と色で見つめ直す

第6章 線で描くことは、日本のDNA

西洋型の光と影、日本型の線、そして光が生み出す色を通じてじっくりと観察すると全く違う風景が現れます。
特に光と影は、私たちがこの地球という世界内存在であることをハッキリと分からせてくれます。
私たちはひとり残らず、この地球と言う環境内に生きていると言い換えることができます。
環境には光や大気や雨や大地や風などの自然の働きがあり、人はその中で世界内存在として生きていかなければならないことを何回も思い知らされています。
この厳しい地球環境と人間が生み出した対応環境の下で、デザインは人間の創造的活動をフルに発揮する必須の能力として意識され始めています。
21 世紀の地球は、地球からの警告情報を無視するわけにいかない段階であること、そして人類は新しい現実をデザインする必要があるということを、多くのサインと共に私たちに知らせています。

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