こんにちは、講師の小原です。
以前紹介させていただいた自作展示備品の正体を明かすときがきました。
昨日より、東京都美術館において、専門学校アート&デザイン展が開催されております。OCHABIからは卒業制作展で受賞をした13名が出展しております。
その中のひとつ「Messagehat」実はその展示を美術館でも可能にするための備品でした。
学内展示では天井から吊ることができましたが美術館は天井が高いうえに
条件としても吊り展示は不可でした。
そこで、美術館壁面の壁の穴にフックを通し、そこに引っ掛けることができる備品を作ったのです。
5つある備品のうちのひとつは2つの「Messagehat」を掛ける事ができるように
先が二股になっています。
このように、同じ作品でも異なる展示の会場・条件に合わせた備品作成が必要となる場合があります。
制作をはじめる際に、展示のバリエーションまで想定できると、幅広い条件に対応でき、それは展示の機会が増える可能性につながるかもしれません。