【CSA -2025 2nd Presentation- 特別審査員】みなみなおこさんに密着取材しました(総評編)

こんにちは、指導部の平田です。

先日開催された本校イベント「Creative Solution Awards -2025 2nd Presentation-」の特別審査員としてお招きした、地域共創事業プロデューサー(株式会社nalu代表取締役・Good Sharing Lab代表)みなみ なおこさんに密着取材しました。

全ての表彰が終わり、最後に総評をいただきました。

【総評(一部抜粋)】

今日は素敵な会に呼んでいただきありがとうございました。

みなさんが今当たり前のように学んでいるデザインアート思考の手法というのは、実は企業ではまだまだ少ないと感じています。なぜなら今までの企業って問題解決型なんですね。困りごと解決というか、マイナスをゼロにするという考え方が多い。
でもみなさんがやっているのは「こうありたい」とか「こういう世界があったらいいな」っていうビジョンがあって逆算している。この考え方は企業が一番欲している視点だと思います。
なので今学んでいることに自信をもって欲しいし、今学んでいらっしゃること自体が価値だと思うので、大切にしていただきたいと思います。

私は社会課題をテーマに事業をしていますが、コロナ以降の消費傾向と社会課題の価値観の変化を今日お伝えできればと思います。
今までは「あのインスタグラマー」とか「憧れの人」がもっているのを買いたいというのが多かったんですが、コロナ以降「自分が信頼しているAさん」がやっているから買いたいという、いわばご近所消費が非常に顕著に出てきたなと感じています。「Aさんを応援したい」「Bさんがやっているお店を応援したい」そういった思いを、今日最優秀賞をとったチームはキャッチできているなと思いました。
「やらなければいけないからやる」時代から、2030年ごろには「自分が何か消費したその先に誰かが喜ぶ」とか、「自分が消費したことで環境が改善される」とかそういった「利他的」なところに価値観がうごくと言われていますが、その兆しを今すごく感じています。今後何か社会課題に向けた提案をするとき、このポイントを押さえてみたり使ってみたりするとすごくいいんじゃないかと思いました。

最後に私自身の事業において、なぜ企業の方がいいねといって採用いただくかというと、やっぱりアイディアなんですね。
「こうあるべき」だけではなく、「今すぐ、あまりコストをかけずに実装できますよ」というリアリティとビジョナリーの部分のバランスを私は大切にしています。
みなさんがもっている思考を柔軟に使って、ぜひ「アイディアで世の中を変えていく」そんな人になってくれたらとてもすてきだなと思いました。
今日は本当にありがとうございました。

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コロナ以降の消費傾向と価値観の変化について、実感を込めたお話をいただき、私自身もとても勉強になりました。
学生に向けての的確なアドバイスや、今後への期待を込めていただいた総評をいただき、
本当にありがとうございました。

最後に最優秀賞をとったチームと記念撮影!

みなみさん、審査から表彰式まで長時間にわたりありがとうございました。
1人1人の学生が「アイディアで世の中を変えていく」人になれるよう、今、学んでいることに自信をもって、学びの価値を大切にこれからも進んでいきたいと思います。

 

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