【CSA -2025 2nd Presentation- 特別審査員】みなみなおこさんに密着取材しました(表彰式編)

こんにちは、指導部の平田です。

先日開催された本校イベント「Creative Solution Awards -2025 2nd Presentation-」の特別審査員としてお招きした、地域共創事業プロデューサー(株式会社nalu代表取締役・Good Sharing Lab代表)みなみ なおこさんに密着取材しました。

表彰式の様子をお届けいたします。

数ある企画の中、見事「特別審査員賞(みなみなおこ賞)」に選ばれたのは…

3Hチーム(デザイン・アート科3年) 「LittleMate」です。
 

「Z世代に感動を与える、新発想となりうる美容液についてのマーケティング戦略を立案せよ!」
という与件に対し、
Little Mateは、美容液という言葉を使わずに届ける「小さな相棒」。
スポイト型で直接肌に使えて手を汚さず持ち歩き可能なチャーム付き、3種類ワンセットで部分使いでき、「選ぶことは、楽しいことだと再確認する」という体験をZ世代に届け、自分らしさをまとう世界を目指す企画です。

以下、みなみさんからいただいたコメントです。

【特別審査員賞(抜粋)】
まずはおめでとうございます。
女性として率直に感じた意見とビジネスとしての感想をお伝えしたいと思います。

皆さんご存知かもしれないですが、平成時代に「メイク魂に火をつけろ」というCMがものすごく流行っていました。美しさというものが心を豊かにする文化、資生堂ジャパン株式会社はまさにそういったカルチャーを作った会社だと思っています。この企画からは、それをすごく感じ、あのときの高揚感、わくわく感を本当に体現されていて純粋にすごいと思いましたし、うれしく感じました。

ビジネスの視点でいいますと、「自由であり不自由である」というZ世代のインサイトのつかみ方が非常に秀逸だったなと思います。
また、入口として、肌のタイプとか美しくなりたいとかそういうことはいったんおいて、シーン別で選ばせるというのがすごく良かった。「自分が好きなのを選べないの?」と聞いたときに「それは次の段階なんです、選ぶのが楽しいといった気持ちが醸成したときに、その部分が待っている」と答えてくれました。新しいものに人が触れる時って、心理的抵抗があるんですね。その時に行動変容させるっていうのがポイントなんですけれど、そのちょっとした醸成期間の作り方が上手だなと思いました。

さらにアドバイスをさせていただくと、
「一本でコンシーラーにもなるし日焼け止めにもなるし美容液にもなる、複数の機能を持つものが<学生のためのリカバリー美容液>としていいんです。リーディングカンパニーとして新たにやるべきジャンルを作りませんか」
まで伝えると、企業の方にはない着眼点として、さらに刺さると思いました。

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女性としての視点とビジネスとしての視点、そしてさらにブラッシュアップしていくためのアドバイスまで、クライアント企業の分析やご自身の体験を含め丁寧にお話いただき、受賞者のみならず全学生の心に刺さる講評でした。
ありがとうございました。

続きは総評編へ!

 

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