こんにちは、指導部の戸田です。
まずは、次の歌詞をご覧ください。
〽恋人よ 僕は旅立つ
東へと向う列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ
いいえ あなた 私は 欲しいものは ないのよ
ただ都会の絵の具に
染まらないで帰って 染まらないで帰って
1975年発売、太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』1番です。
OCHABIのみなさんは知らないかもしれませんね。さすがに小生でも、リアルタイムでは記憶にありません。
前回より、「都会の色」について考えてきました。
ちょうど執筆中に流れていたので、そう言えばと思い再検索したところです。
内容は西日本にある田舎の恋人同士のお話。はじめは男性が就職のため上京して、女性が地元に残るといういわゆる遠距離恋愛状態から始まります。
そのうち男性は東京という大都会に染まっていき、「僕は帰れない」と言い出す始末。
二人の果ては悲しい結末を迎えるのですが、その途中に女性が「都会の絵の具」というなんとも妙味な表現をしていることに改めて感銘を覚えたところです。
都会には様々なモノがあふれています。
特にOCHABIがある御茶ノ水をはじめ東京から新宿を結ぶ山手線内は公官庁はもちろん、
企業の本社をはじめ各種商業施設も立ち並び日本の中でも一番華やいでいる場所と言っても過言ではありません。
ということはそれだけ多彩な色に触れることができる場所であり、また発信できる場所でもあるのです。
よく授業では「プロの仕事を見るように」と言っていますが、みなさんは手軽にホンモノが見られる場所で学んでいることを改めて認識してみてください。
歌詞の中で女性が言っている「染まらないで帰って」というのは昔の話。
どんどん染まってください。
そして、自分だけのワールドを爆発させてください。
どれだけ時間がかかっても構いません。
先生は、ここで待っていますから。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
(『木綿のハンカチーフ』はいい歌ですよ、誤解の無いよう)