【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
講師の服部です。
今回はコミュニケーションの小話をします。
御茶の水美術専門学校では「文化で世界に貢献する」という理念のもと、
20年以上前より「デザイン・アートは社会にある問題を解決する」ということを証明してきました。
さて、社会を象徴する存在のひとつとして「企業」が挙げられますが、
現在、学生たちはそれぞれに実在する企業から与件、つまり問題を出題していただき、
これを解決する為、冬休み中も休まずアイディアを練り、企画開発をしています。
ちなみにこの企画開発は、1、2年生全員が必修の授業として行っています。
写真は、日本コカ・コーラ株式会社様のオフィスの受付ですが、
今回は2年生の内、2チームが依頼主(クライアント)である日本コカ・コーラ株式会社様の
オフィスに実際にお伺いし、与件(プロジェクト)に関する意見交換を担当者の方と行いました。
この言わば、出題された問題に対する理解を深める為に行う意見交換、
つまりお話をすることを「ヒアリング」と言います。
話を聞くことは、コミュニケーション(意思疎通)の基本です。
少しの勇気をもって、相手に話し掛けるだけで1日悩んでいた事が1分でわかったりします。
そして相手が話をしてくれたのであれば、これに対してリアクション(反応)をとりましょう。
それは、表情であったり、言葉であったり、身振り手振り(ジェスチャー)であったりしますが、
無反応でいるより、ちょっとしたリアクションをとるだけで、
自分が思う以上に有益な情報を相手から得られます。
実際にこの日、学生たちは企業の方から与件以外に好きな広告の話などをして盛り上がっていました。
これは今後、彼等のデザイン・アート活動のヒントになっていくことでしょう。
もう冬休みですね。
少しの勇気をもって、話したかった人に話しかけてみましょう。
間が持たなくても大丈夫です。
ちゃんとリアクションをとれば、あなたがもっと話をしたいことは相手に伝わります。
そして、少しずつ砕けた話が出来るようになっていくのです。
自分のやりたいことが相手にうまく伝えられないと思っている方は、
ぜひ、服部に相談に来てください。