こんにちは。指導部の御領園です。
先日開催された本校イベント「Humor Design Awards -2022 1st Presentation-」の特別審査員としてお招きした、オモコロ編集長 原宿さんに密着取材しました。
今回は表彰式での原宿さんの総評コメントをご紹介します。
【総評(一部抜粋)】
まずは先生方も、学生の皆さんも、本当に長丁場の展示と表彰式だったと思いますので、まずはお疲れ様でした。
「おもしろさ」っていうと非常に抽象的というか、雲を掴むような話だと感じる方もいらっしゃると思いますが、けっこう僕は割と日常の具体的なことの積み重ねから始まるんじゃないかなと思っています。
僕の仕事で言うと「記事を書く」という、ライティングの仕事を中心にしているのですが、その仕事でよく言われるのが「形容詞を疑いなさい」と。形容詞をあまり使わないようにしよう、ということで例えば「美しい」とか「優しい人」とか。「優しい人」っていうと何が優しいのかよくわからないですよね。人によって違ったりとか、本当は「優しい」の向こう側に多分なにかその人が感じていることがあるはずなのですが、それが全部「優しい」で終わってしまうのは勿体無いし、なにか本当のことが抜け落ちてるんじゃないか。だから「優しい」って感じてもそれがどう「優しい」のか、どう自分にとって「優しい」のかまで考えましょう、みたいな。
そういうことがライティングの技術では言われたりするのですが、やっぱりそういう日々の「疑い」というか、積み重ねがきっと面白さというものに繋がっていくんだろうなと思っています。ありきたりな、当たり前なことをやりたくなってしまったら、ひとつ止まって考えてみるとか、そういうことができるともっともっと面白くなるんじゃないかなと思います。
皆さま、お疲れ様でした。
原宿さん、今回は審査にご参加いただきありがとうございました!
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