2年学生記者平岡です。
今回は、CreativeSolutionAwardsで制作した企画についてお話しします。
株式会社JobRainbow様より、「中年層(40~60代)に向けて「LGBTと仕事」の問題点を顕在化した上でBtoBのマーケティングプランを検討してください」という与件をいただきました。
そこで私のチームが提案したのは、「誰かのための推理ゲーム」です。こちらは、『誰も普通じゃない』というコンセプトのもと考えた、マーダーミステリー風のトーク型推理ゲームです。
マーダーミステリーとは推理ドラマやサスペンス映画の登場人物になりきってとある事件の犯人を探すゲームで、その登場人物を演じることで知らない誰かの気持ちを考えられるようになってもらおうと考えました。
この企画を進めるにあたり、インフォグラフィックスを作成したのですが、その際に「あなたは自分自身を個性的だと思いますか」というアンケートを見つけました。
そこでは、半数以上の57.4%の人が思わないと回答していました。このアンケートを見て、私は今の自分と重ねてしまいました。
この学校に通って、『デザイン』というものの楽しさや奥深さを知りました。同時にユーモアや才能についてもよく考えるようになりました。
一年生の終わり頃、自分の個性について悩んでいるときに担任の先生から「真面目な企画も真面目な方向に振り切ってしまえば個性になる」と言われ、そこからは少し気が楽になりました。
デザインをしているとどうしてもいつも周りと比べてしまい、自分のデザインは面白くない、つまらないと考えてしまうことが多いのですが、この企画を通して「つまらない」もむしろ「面白い」個性ではないかと考えられるようになりました。
様々な評価を受けると、落ち込んだり自信がなくなることもあります。ですが、そんなときにこの「誰も普通じゃない」と言う言葉を思い出して、自信を取り戻してもらえたら嬉しいです。