特別審査員 江川達也さんに密着!

教務部中野です。
1月31日(金)~2月2日(日)に行われたウィンタープレゼンテーションに特別審査員としてお招きした
江川達也先生の審査と講評会の様子を少しだけご紹介します!
江川先生は以前「中居正広のミになる図書館」にて、レイザーラモンHGさんとデッサン対決をした際、OCHABIのartgymにてデッサンの特訓をされたというご縁があります。

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講師の小原先生に気になる作品について解説を訊きつつ、全ての作品を見て廻ります。

 
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「写真の中ではこれがいいね」と足を止めたのは、デザイン・アート科2年生原田麻里子の「Nostalgia」。
現地に赴いて時間をかけて努力して撮影された、仕事量がわかります。

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「これは見たことがないね」とおっしゃったのは、デザイン・アート科3年木村楓の「小さな音色」。
伝統技法を駆使してアクセサリー制作をしているのですが、完成作品としてクオリティがとても高いです。
ただ、小さな作品だったこともあり、もっと数をみてみたいとのことでした。

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1年生のプロダクト(モックアップ)。小林雄渡のPalm(リモコン)、儀間郁野のmaush(マウス)、田部佳代子の充電式マウス(マウス)。手にとって触ってみて、形や操作性を確認されていました。

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パッケージデザインの中では、デザイン・アート科2年生青木絵未の「Beans」が目に留まりました。
大豆製品のパッケージとなると、大半が黄緑やアイボリーのような淡い色使いを選ぶのに対し、1人だけ黒っぽい色を使って特徴がありました。

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檀上は、審査員特別賞受賞のデザイン・アート科1年生森山由里亜。江川先生から講評を頂きます。
今回は1年生が1分で感動できるアニメーションを制作していて、他にも面白い作品が多かったのですが、その中でもまだまだ荒削りで完成度の低い作品ではありましたが、映像に緩急があり観る人を飽きさせず、これからの成長が感じられるポイントが評価されました。

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しかもなんと!特別審査員賞の森山に、先生の代表作「まじかる☆タルるートくん」のキャラクター、タルるートくんを目の前で描いてくださいました!あまりの羨ましさに、OCHABI30代職員たちは羨望のまなざし!
いやほらもうだって、タルちゃんですよ!(←コーフン気味)
その後、改めて森山には作品へのコメントをくださいました。

 江川先生のコメントの中で、いくつかキーワードがありました。
・既視感(どこかで見たことがある感じ)からの脱却
・映像やWEBでの配信
・オリジナリティ
今はネット上にフリー素材も多く、パソコンソフトがある程度使えるようになれば、もうどこかの店頭に並んでいそうなものはすぐ作れてしまいます。しかし、作品を生み出す人の目線として、江川先生はオリジナリティを持つことの重要性をずっと語っていらっしゃいました。その為には仕事量を積んで経験値をあげることが必要で、スピードと仕事量を要求される週刊連載をこなすために身につけた描き方の工夫や、徹夜も多々あるという経験談も語って頂きました。
最近では作品発表する手段としてWEBに注目され、現在学生として学校で勉強されているそうです。WEBを使うことで、世界中に情報を発信できるようになると、自分の作品に共感してくれる人は各段に増えるはず。
現在進行形のご自身の進化を、クリエイターの卵たちに惜しみなく示してくださいました。