2016年4月8日。
春の温かな空気に包まれた会場で御茶の水美術専門学校第59期生入学式が挙行されました。
学校長お祝いの言葉では、
本校創立からの指導原理のひとつに「よく見ましょう」を掲げています。
これはよく観察しましょうということです。
そして実行理念には「先行後言(せんこうこうげん)」を掲げています。
こちらは、まずは自分の体を動かして実行し、その上で理論を伝えていくという意味です。
今時代は情報で溢れています。
こういった時代に求められいる能力、それは溢れる情報から必要なものを切り取り、
それを編集し、いかに分かりやすく人に伝えていくかです。
ここで欠かせない情報の可視化という能力がすべてのコミュニケーションを成り立たせているともいえます。
みなさんがこれから本校でこの能力を高めていくためには、
先の「よく見ましょう」と「先行後言」の双方を日常で意識して養う必要があります。
些細な情報に惑わされず、多角的に物事を見ることも生きていく上で大事なことです。
本校のゼロワークの授業では自分自身と深く対話し悩んでしまうこともあるでしょう。
そんな時には先生や保護者の方に相談して下さい。
そして保護者の方はそんなお子様方を包容力を持って見守ってあげてください。
学校とご家庭の連携で学生を支えていきたいと考えています。
最後に今ここいる仲間は同じ意思を持っているわけです。
互いに高め合いながら充実した学校生活を送ってほしいと願っています。
教職員一丸となってキャンパスライフをサポートいたします。
第59期生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
御茶の水美術専門学校
教務部 吉田 聡