こんにちは、指導部の戸田です。
先日開催された本校イベント「Creative Solution Awards -2025 2nd Presentation-」の特別審査員としてお招きした、大牧圭吾さんに密着取材しました。
すべての審査や表彰が終了し、最後に総評をいただきました。
【総評(一部抜粋)】
私たちの『ニッポン手仕事図鑑』が行う後継者インターンシップを始めてから5年が経ちました。
職人になりたいと言って応募してくれた人の数が3,200名以上、実際に職人になった方は約80名です。
その中でも1年目2年目から「活躍する人」そして「評価される人」というのは“意見を素直に吸収する人”です。
若手職人の皆さんは弟子入りしてから親方や同業の匠、あるいは地域の方など、たくさんの方々からアドバイスをもらいますが、「活躍する人」というのはそのどれも一つ一つ熱心に聞き入れていました。
これはみなさんも同じことだろうと思うのです。
クライアントや先生、友達の声を分け隔てなく真摯に聞く姿勢というのはきっと君たちの未来に役立つと思います。
それから、企画立案においては大きな主語ではなく、小さな主語で考えることを大切にしてください。
例えば「肌が弱い20代」という大きな主語では誰にも届かない企画となってしまう恐れがあります。
住む場所も違う、生活環境も違う、家族構成も違うなど色々条件が違うことをひとくくりに大きな条件(主語)で語ってしまうと誰にも届かないクリエイティブになってしまうのです。
現実に向き合い、設定したペルソナがいるのであれば実際にその人に会いに行って声を聞いてみるのもいいですね。そしてそこから小さな主語で語りかけていって欲しいと思います。
『ニッポン手仕事図鑑』では伝統工芸の職人になるための後継者インターンシップをやっていますが、
新しい伝統工芸を生み出す商品開発インターンシップもやっています。
そこでみなさんのスキルはきっと生かすことができると思いますので興味があったら是非ご参加ください。
みなさんも一緒に日本の産業を盛り上げていきましょう。今日はありがとうございました。
大牧さん、素直な気持ちで全てに耳を傾け創作に励みます。ありがとうございました!
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