【学生記事】2人でつくる!一枚のポスターができるまで 第一回

こんにちは!デザイン・アート科2年の脇坂です。
御茶の美術専門学校では年4回、産学連携授業の一環で実際の企業様にいただいた与件をもとに商品やサービスを企画しプレゼンテーションを行います。
OCHABIでは学生たちがチームとなって企画からデザインまでを作り上げていくため、チームワークの良さがとても大切です。
そこで、今回から2年の脇坂と川野の2人で協力し、ポスターが出来上がるまでの全ての制作過程を全6回に分けてご紹介します!
第一回は「テーマや制作意図を考える」です。

1.誰のために、何のために作るのかを決める
御茶の水美術専門学校ではデザインをする上で必ずデザインアート思考のマーケティングをもとに、Insight・Vision・Concept・Trialという4つの項目を決めます。

・Insight(洞察)
Insightとは直訳で”洞察”のこと。
自分の経験や誰かの悩みや世の中の不便に思うこと、つまりニーズを見つけます。

・Vision(目標)
Visionとは直訳で”目標”のこと。
この企画を通じてどんな世の中になって欲しいのか、どんな世界にしたいのかといった大きな目標を設定します。

・Concept(方針)
Conceptは直訳で”概念”のこと。OCHABIでは”方針”と定義しています。
これがどんな企画なのかを一言で言い表せるような言葉にまとめます。

・Trial(試行)
Trialとは直訳で”試行”のこと。
上記のことを踏まえて実際に何を作るのか、どんなサービスを提供するのかを考えます。

この4つを企画の軸としてチーム内で共有することで何が重要なのか、どんなアプローチをしていけば良いのかが明確になり、有意義な意見交換に繋がります。


実際にポスター制作に向けて考えたものがこちらです。
これを読めばSA(我々Sutudent Assistantのことです)の仕事の全てがわかるようなポスターを作ることに決定しました!
ターゲットも決めることで、誰に伝えるために作るのかが明確になり方針がぶれなくなります。

2.ポスターのタイトルや本文を決める
今回はポスターといったものの、掲示できる説明書のようなものを作ろうと思います。
先ほど決めた企画の方針に合わせてどんな内容にするかを文字に書き起こしてみます。
①見出しと小見出しを決める


②本文を書き出す

これで何を作るのか文章部分が決まりましたね!

次回は「ムードボードをつくる」です!
デザインをする上で欠かせない色やモチーフを決める段階に入ります。ぜひ続けてご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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