【学生記事】特殊紙への印刷を比べてみよう

こんにちは、デザイン・アート科3年の小島です。

みなさんは「特殊紙」という言葉を聞いたことはありますか。
上質紙やコート紙、マット紙とは異なる種類の紙で、紙の繊維による風合いや手触りに特徴のある紙です。特殊紙はコート紙やマットコート紙のように表面がコーディングされていないため、インクが沈みやすいと言われています。
そこで、今回はインクの見え方の違いをポストカードサイズの特殊紙4種類で比べていきます。

使用する紙は左から順番に
「波光白」
「ペルーラスノーホワイト」
「パルパーホワイト」
「マーメイドスノーホワイト」
です。

今回はOCHABIの創立者である服部廣太郎博士の写真で印刷を比べていきます。
ちなみに服部廣太郎博士の像はOCHABIのエントランス左手、3号館の入り口あたりにあります。

A4のコピー用紙とそれぞれ左から順に
「波光白」
「パルパーホワイト」
「ペルーラスノーホワイト」
「マーメイドスノーホワイト」
にインクジェットプリンターで印刷しました。

左2つの「波光白」と「パルパーホワイト」は特に黄色味が強くでました。
このように、同じ白印刷でも紙の色や濃さ、風合いによって雰囲気やイメージが大きく異なってきます。今回使用した繊維が出るような紙は特に色が沈みやすいため、はっきりした発色が良い場合はコート紙やマットコート紙の使用をおすすめします。
紙と印刷の組み合わせにはたくさんのレパートリーがあるので、みなさんもぜひ一度お試しください。

最後までご覧いただきありがとうございました。