【OCHABIの視点】環境を知ろう 森林編 ブランド木⁈①

こんにちは、指導部の戸田です。


前回、日本には210億本の木が植わっている話をしましたが、いまだに実感が湧きませんね。

みなさんはこれほどある木々の中で、「美しい木」としてブランド化しているものがあるのをご存じでしょうか。

その前に、森林の種類について一度整理してみましょう。

一般に森林は、「天然林」と「人工林」に分けられます。
「天然林」は“自然の力により成長していく森林”で、人の管理を経ずに天然更新によって遷移をします。




一方の「人工林」は“森林の更生を人の手で行っている森林”のことで、人が管理をしなければ維持出来ない森林です。



どちらも森林には変わりないのですが、日本国内で割合的には半々くらいです。
また戦後の木材需要の高まりから杉の植林が大々的に行われ、人工林の比率が上がったのは容易に想像がつきます。

全国に広がる「天然林」と「人工林」ですが、実はその中でも美しい林・美しい木としてもてはやされるブランド木が存在します。

「天然林」としての日本三大美林は、

■青森県の 青森ひば
■秋田県の 秋田すぎ
■長野県・岐阜県の 木曽ひのき



です。これらは歴史的にも銘木とされ、現在では高級材となっています。

一方「人工林」としての日本三大人工美林は、

■静岡県の 天竜すぎ
■三重県の 尾鷲ひのき
■奈良県の 吉野すぎ



です。これらの地域は現在でも林業が盛んです。

次回は、天然林の日本三大美林を紹介していきたいと思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 
 
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