【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは! デザイン・アート科3年 鹿毛です。 御茶の水美術専門学校の授業では、主にビジネススキルやデザインスキルなどを学習していますが、 これ以外にも最近の社会動向や流行などを自ら調べ上げ、理解を深める授業も行っています。 そこで今回は、この授業を通して学んだ新しいアートのトレンドである「NFT」についてご紹介していきたいと思います。 「NFT」という言葉は聞いたことあるけど、具体的に何なのかは知らない!という方が多いと思いますが、 この機会にぜひ一緒に理解を深めましょう! 「NFT」とは「偽造不可な証明書付きのデジタルデータ」のことです。 偽造や改ざんが難しいブロックチェーンと呼ばれる技術によって、 デジタルで作成されたアート作品などのデータに本物である証「NFT」をつけることができるようになりました。 これまでのデジタルアートは簡単にコピー・改ざんができたため、 作品としての資産価値が生まれにくいという問題がありました。 しかし「NFT」によりこれらができなくなったので、作品とコピーの価値を差別化できるようになったのです。 その結果、作品の価値が保証されたデジタルデータである「NFTアート」に資産価値がつき、 高値で取引されるようになりました。 そしてなんと「NFTアート」は、作品が売買されるたびに作者に利益の一部が還元されるしくみになっています。 これにより取引額が作者に還元されるため、クリエイターの長期的な利益にもつながります。 物価が上がるのに賃金は上がらない世の中であったりと何かと不安定な社会の中で、 今回ご紹介した「NFT」は、新しいお金の稼ぎ方として大注目されています。 趣味で制作したけどパソコン内で眠っているアート作品が、 すごく価値あるものになるかもしれないと思うとわくわくしませんか…! ただ作品を制作するだけでなく、新しいアートのトレンドを学習しこれらを賢く有効活用することで、 星の数ほどいるクリエイターの中でも、好きなことでお金を稼ぐクリエイターになれるのだと思います。 次回は、「NFT」と紐づけられたデジタルアート「NFTアート」の出品方法についてご紹介していきます!
→産学、官学連携授業
→持続可能な開発のための教育(ESD)
→プロジェクトベースドラーニング(PBL)
→デザインアート思考®