こんにちは。デザイン・アート科2年の広瀬です。 今回は学期初めに行ったおちゃびの授業、モックアップについてご紹介します。 モックアップとは製品の試作のためなどに別のありふれた素材でそれを模し、作成したものを指します。 家電量販店の店頭のスマホ模型というとわかりやすいでしょうか。 製品そのものの機能性はなくとも、実際の製品の仕様をわかりやすく伝えるために作られます。 オチャビでは企画提案の際にはこちらを必ず作成します。 モックアップにはイメージする完成形によって粘土や紙、3Dプリンターなどいくつか作成方法があります。 今回の授業では服飾を専門とする先生の指導のもと、 モックアップ作成の練習として身の回りの製品を「布」で複製しました。 製品本体に布を沿わせて印をつけながら形を取ったものを型紙として、 印の位置から縫い代を足した布でモックアップを作っていきます。 ミシンで直線を一気に縫ったり、丸みを帯びた部分を手縫いしたり。 形に間違いがないかどうか必要に応じて本体に当ててみながら縫い合わせて、 綿をぎゅうぎゅうに詰めたら完成です。 ぬいぐるみやボール、壺などさまざまな製品と、完成した複製作品を机に並べて鑑賞会を行いました。 1週間の授業の中で普段の授業の中ではあまり使用しない素材である「布」と格闘し、 出来上がったモックアップたちが並びます。 より完成度の高いモックアップを作れる人に一歩近づけたでしょうか? 今回の授業ではモックアップを作る際に必要な「物の形に対しての理解力」を高められました。 モックアップがあると言葉や色だけではなく形が生まれ、 見てくださる人とのコミュニケーションの手段を一つ増やせます。 言葉以外の言語を増やすことができるので、「形を作る」意欲を大切にしたいですね。 最後までお読みいただきありがとうございました。
→産学、官学連携授業
→持続可能な開発のための教育(ESD)
→プロジェクトベースドラーニング(PBL)
→デザインアート思考®