【学生記事】集中演習/リアルイラストレーション

こんにちは、デザイン・アート科3年の広瀬です。
今回は、年に4回ある集中演習のうちの一つ、リアルイラストレーションについてご紹介します。
リアルイラストレーションでは、その名の通り、モノを写真のようなリアルな様子で描きます。

演習は4日間。基礎的なレクチャーののちに、先生が用意した写真の中から好きなモチーフを選んで手本にします。
りんご・アボカド・うどん・サンマ・パフェなど様々なモチーフが並びます。私はりんごにしました。

描き方としては、まず輪郭や色の変わり目などを鉛筆でトレースし、ガイドにします。その上から着彩していきます。
普段デッサンでものを見た通りに描くことはあっても、着彩をし、筆メインで描くのは初めてで、
完成形として手本が手元にあっても、どう描いたらそれに近づけられるかがわからず不安でした。


画像1 (1)


不透明水彩絵具を絵皿に出します。先生が必要そうな絵の具を選んでくれます。
筆は、毛先の細い面相筆を使います。面相筆は細かい描写が得意です。

ここから、根気のいる作業が始まります。
色はパレットで作るのではなく、紙の上で作るので、
手本の写真をよく見て「この色が乗っているな」と見つけた色をひたすら描き重ね、実際の色に近づけていきます。

明度の高い色から描き込むので、最初は全然形が見えてきません。
ただの線に、単色がいくつか乗っているといった様子です。
本当に手本の写真のようなイラストになるだろうかと疑問でした。

授業ごとに先生に現在の状況を確認してもらい、手本と見比べてのアドバイスを貰います。
回を重ねるたびにイラストがリアルになる様はまるで魔法のようで、描いている自分もワクワクしました。

集中して描き進めること4日間、完成したイラストはこちらです。


Inked画像2 (1)


まだまだ未熟なところが多く反省点がたくさんありますが、
先生曰く、続けていけば必ず上達するのがリアルイラストレーションだそうです。

リアルイラストレーションでは、デジタルとはまた別の情報量の多い絵を描く楽しさを味わえます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

産学、官学連携授業
持続可能な開発のための教育(ESD)
プロジェクトベースドラーニング(PBL)
デザインアート思考®

交通と立地(在学生インタビュー)
卒業生インタビュー

友だち追加