【CSA 2021 4th Presentation 特別審査員】一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN 代表理事 能條桃子さんを密着取材しました!(総評編)

こんにちは、指導部の天野です。

先日開催された本校イベント「Creative Solution Awards-2021 4th Presentation-」の特別審査員としてお招きした、能條桃子さんに密着取材しました。

すべての審査や表彰が終了し、最後に総評をいただきました。

【総評(一部抜粋)】

みなさんお疲れさまでした。今回このような貴重な機会をいただいて、
皆さんの作品を見るのがほんとうに楽しくて、私自身とても刺激になりました。

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審査員という立場をやってみて思ったことは、今回賞を受賞した人は自信に変えて、よくできたと思って前に進めばいいと思いますが、とはいっても賞って先生や審査員の主観で選んだものであって、もちろんちゃんと選ばれたことには理由がありますが、同時に絶対的な正しさではありません。
もしひとりが選ぶものだったら、その人の主観やその当時の時代が求めているもので決まってしまいますし、なんだかんだ運やタイミングもあるんだなあと今日審査をしてみて思いました。

それに合わせてやっていくことももちろん、仕事としては大事なことです。
そして、同時にそれでも個人の譲れない思いなどを持ち続けるのも重要だなと思いました。

ではどうやったら自分の欲求(やりたいこと)を持てるのか? 
自分の持っている価値観にテーマを引き入れて、バランスよく作るって結構難しいですよね。
なので、自分のこだわりを趣味ではなくもっと色々もっていると深まるんじゃないかなと思います。

自分の限界点は生活している範囲内でしか持てないんですよね。
なのでできるだけ多くの人と会ったり、時間に余裕があるときは旅をしたりして「出会っておく」こと。
そうして普段の生活では会わない人と出会う機会が増えると、自分の思いにつながるものが増えていくので、そういった行動も大事にしてください。

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私は普段、社会課題を大切にしたりだとか政治のことなどをやっていたりしますが、こんな問題も世の中にあるのかと毎回驚くくらい、この社会ではたくさんの問題があります。なあなあにしていたら気づかないですが、ちょっと気にするだけでいろいろ見つかってきます。
そこに「伝える手段は持っていないけれど、どうにかしたい」という思いはあるんです。そういう人たちとうまく出会って、自分たちの持っている技術を使ってくれたら、もっとよい社会ができるじゃないかと今回審査をしていて希望を感じました。

技術を身につけることもすごく重要ですし、同時に社会とどうつながっていくかを考え、広めてくれたらと思います。審査していてほんとうに楽しかったです、ありがとうございました。

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能條さん、ありがとうございました!

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