デザイン・アート科3年 平岡です。 今回は私が企画を考える際に大切にしていることについてお話ししたいと思います。 私は派手なデザインを考えることがあまり得意ではないので、シンプルなデザインでもいかに人の役に立つか、 社会に必要な企画であるかを伝えるためのコミュニケーションボードや、 なぜその企画が必要なのかを示すためのインフォグラフィックスなどを特に深く考えています。 この2つはプレゼンテーションの際、企画の良さを伝えるのに特に必要になる資料です。 コミュニケーションボードの中で特に私が心がけているのが、 「共感できるインサイト」と、「企画の意図がわかるコンセプト」です。 「共感できるインサイト」を考えるのに必要なのがインフォグラフィックスです。 なぜその企画を考えるに至ったのか、そのきっかけをしっかり示すことでプレゼンテーションの説得力が増します。 4thプレゼンの例だと、「中年層の方の中にも男らしくや、 女らしくといった考えを押し付けられ性差の不平等を感じている人たちが多くいることから、 女らしく、男らしくという考え方が仕事にも影響しているのではないかと考えた。」 というように実際に困っている人がいるのだと示すことで、 問題を身近に感じてもらい、共感してもらうことが大切だと思います。 「企画の意図がわかるコンセプト」はその商品やサービスを通して「何を伝えたいのか」を重視して考えています。 私はその際にキーワードとなる言葉を決めたりもします。今回の場合は「~らしく」です。 性別に囚われた「女らしく」や「男らしく」ではなく 誰とも同じじゃない「あなたらしく」やりたい仕事をして欲しいというメッセージを込めました。 企画の意図やメッセージなどを込めて、そのままキャッチコピーにも使えるように意識して考えています。 このように、私が企画を考える際にはデザイン面だけではなくその企画に込めたメッセージや、 いかにそれを求める人がいるかという「中身」の部分を大切に考えています。
→産学、官学連携授業
→持続可能な開発のための教育(ESD)
→プロジェクトベースドラーニング(PBL)
→デザインアート思考®